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最も参考になったカスタマーレビュー
23 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
難解さを乗り越えれば掛け替えのない知識が手に入る,
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レビュー対象商品: 大旅行記〈1〉 (東洋文庫) (単行本)
研究者や専門の学生の方にとっては、この訳本の価値は無限にも等しい。しかし中世の旅行記として、興味や知的欲求からこの本の読者になる方には注意を促したい。まず大変に難解であることを覚悟し、さらに膨大な注釈が読むペースを乱すのでそれに慣れる必要もある。序盤の難所はメッカ巡礼の2巻であり、この巻を理解するには否応なしにイスラームの宗教儀礼に関する知識が必要となる。事典が手元にあれば心強い。もし2巻まで読破できれば最後まで読破できると思う。難解さに負けないアドバイスとして、家島氏の「イブン・バットゥータの世界大旅行」を事前に読むこと、各巻はまず「解説」を読んでから本文を読むこと、事典やイスラーム文化概説書を可能ならば取り揃えておくこと等を勧めたい。この旅行記から得られる中世の瑞々しい世情は他の如何なる書物からも学べるものではない。興味を持たれた方には何とか最後まで読んで欲しいと思う。
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