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大往生したけりゃ医療とかかわるな (幻冬舎新書)
 
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大往生したけりゃ医療とかかわるな (幻冬舎新書) [新書]

中村 仁一
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (63件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 798 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

死ぬのは「がん」に限る。ただし、治療はせずに。

3人に1人はがんで死ぬといわれているが、医者の手にかからずに死ねる人はごくわずか。
中でもがんは治療をしなければ痛まないのに医者や家族に治療を勧められ、
拷問のような苦しみを味わった挙句、やっと息を引きとれる人が大半だ。
現役医師である著者の持論は、「死ぬのはがんに限る」。
実際に最後まで点滴注射も酸素吸入もいっさいしない数百例の「自然死」を見届けてきた。
なぜ子孫を残す役目を終えたら、「がん死」がお勧めなのか。
自分の死に時を自分で決めることを提案した、画期的な書。

内容(「BOOK」データベースより)

3人に1人はがんで死ぬといわれているが、医者の手にかからずに死ねる人はごくわずか。中でもがんは治療をしなければ痛まないのに医者や家族に治療を勧められ、拷問のような苦しみを味わった挙句、やっと息を引きとれる人が大半だ。現役医師である著者の持論は、「死ぬのはがんに限る」。実際に最後まで点滴注射も酸素吸入もいっさいしない数百例の「自然死」を見届けてきた。なぜ子孫を残す役目を終えたら、「がん死」がお勧めなのか。自分の死に時を自分で決めることを提案した、画期的な書。

登録情報

  • 新書: 213ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2012/1/28)
  • ISBN-10: 4344982487
  • ISBN-13: 978-4344982482
  • 発売日: 2012/1/28
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (63件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
<食べないから死ぬのではなく
 「死ぬ時」が来たから食べないのだ>

そうか、そうだったのか!

この言葉を3年前に聞きたかった

それまで食欲旺盛だった97歳の母が
徐々に食事が取れなくなりました
私は
食べないと元気にならない、食べないと病気も
治らない そう思って
母の口をこじ開けて、スプーンを押し込んでいました

母の為に・・と思ってしたことが
実は母には拷問だったのですね
私が犯した行為は、母が亡くなって3年たた今でも
トゲのように胸に刺さっています

病院では、鼻チューブ栄養を試みられましたが
消化できず、すぐ下痢として出てしまうので
次は中心静脈栄養になりました
首に注射針を刺して栄養を補給する方法ですが
当時は、早く母を元気にしたい一心で
私は処置に同意しました

しかし、
首に注射針が突き刺さった母の姿を見た時
あ〜こんな辛い思いをさせてまで生きなくてはいけないのかと
胸が痛み、心は揺れ動きました
その間にも
血圧が上がったと言えば、下がる点滴を
下がったと言えば上がる点滴を処置されていました
私はいたたまれなくなって
「もう辞めてください、何もしないでください」と訴えました

院長も婦長もわかってくださって
その後は水も栄養もなしです
それから一週間くらいたった頃
私の目の前で、母は安らかに死んでいく姿を見せてくれました

とは言うものの
栄養を止めてしまってよかったのだろうかと
3年間、内心、忸怩だるものがありましたが
本書を読んでやっと胸のつかえが下りました

人は誰でも必ず死ぬんだ、と言うこと
死ぬこと(自然死)は怖くないと言うことを
教えてくれる本です

重いテーマながら
著者のユーモアある文章で、時にはくすっと笑ったりして
読み進んでいきました

3年前にこの本に出会いたかったです

老若男女 すべての人に読んで欲しいです
特に病院の先生には

蛇足ながら
本書を読んでから
私が書いていた「エンディングノート」の一部を
書き換えました
このレビューは参考になりましたか?
207 人中、194人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ぼるびー トップ1000レビュアー
形式:新書
祖父をガンで亡くした。
嘔吐が頻繁に起きるようになったため検査してもらたところ、
かなり進行した胃がんであるとわかった。
このままではそう遠くない将来、
何も食べられなくなって衰弱死すると言われたため、
当然我々家族は手術を勧め、
しかし本人はどうせ放っておいてもじきにお迎えがくるのだから、
今更体にメスを入れたくないと言い張った。

結局我々が無理やり手術を受けさせるも、
手術後、ひと月たって我が家に帰ってきたのは
物言わぬ亡骸となった祖父だった。

物を食べられるように、と手術をしてもらったのに、
術後の苦しさと衰弱のあまり
一度も口から食べ物を入れることなく旅立ってしまったのは
なんとも皮肉な結果である。
入院する前日まで趣味の畑仕事に精を出していたのだから、
我々の無理強いが祖父の寿命を縮めてしまったことは間違いない。
ほんとに申し訳ないことをした、と
今でも実家に帰ったときは祖父の遺影に頭を下げている。

一方、祖母は五体満足でいつも元気な老人だった。
茶飲み友達と談笑していた姿を今でもよく思い出す。

ある日、定期検査ということで入院したのだが、
数週間後には深刻なボケが出て、支離滅裂なことを喋りだし、
息子である父の顔を見ても誰だか判らなくなってしまった。

明るく優しい祖母は
物忘れが激しいとか、孫の名前がなかなか出てこないとか
そういった症状はあったものの、
決して命に関わるような状態ではなかった体を
数週間病院のベッドに縛り付けただけで
孫との意思疎通すら叶わない別人になってしまったのである。

しばらくして祖母の意識が完全になくなり
日に日に衰えていく様を見て、
老人にとって病院の白い天井は
老いやボケを促進する劇薬なのかもしれない、
と感じた。

意識を失い一日中寝ている祖母を
せめて最後は静かに眠らせてやりたいと願い
流動食を流しこむような事は決してせず
ただ見守るだけにした。

数日後、祖母は文字通り眠ったまま亡くなった。

故人の逝き方は、
残されたものの心に苦いしこりを残すこともあるが
愛する人が死んだというのに幸せであるとすら思える程の
癒しを与えることもある。
私にとっては前者が祖父、後者が祖母である。
それ程に祖父は惨めで苦しい死を迎え
祖母は穏やかな死であった。

「おばあちゃん、最後は凄まじいボケ方したけど、
苦しまずに死ねてよかったよね」
祖母の祥月命日には必ずこのような会話が交わされる。

祖母の延命措置をしなかったことは
祖父と同じ目に合わせてしまったことに対する
罪滅ぼしみたいなもので、
祖母の命の期限は祖母に決めてもらう、という
責任転嫁でもあったかもしれない。
「苦しまずに死ねてよかった」などという言葉を
祖母が聞いたら怒り狂うかもしれない。
しかし祖母の安らかな顔は我々の心を救ってくれたことに違いはない。

野生動物は歯を失うと餓死する。
乳歯が永久歯へと生え変わり、
永久歯が使い物にならなくなる頃、
動物としての人の寿命を終えることは必然である。
この期間はおそらく30年程度であるはずだが、
栄養状態の改善、医療技術の進歩により
無理矢理に80歳まで「生かされている」のだろう。
そして動物としては正しくない生き方の歪が
高齢化社会の問題点の1つとしてクローズアップされる。

自分のことが自分で出来なくなったら無理に延命しない。
延命措置は本人が望んだ場合に限る。
一見すると非人道的にも思えるこの考え方こそが
超高齢化社会を迎えた日本の選択するべき道ではないか。
延命しようとして祖父に残酷な死に方をさせ、
延命を拒否した結果、祖母が安らかに旅立ってくれた者にとっては
そういう考え方が正しいように思えてならない。

長くなったが、本書はそのような立場に立った、
「死に方」についての解説本である。
生死観は人それぞれである。
しかし故人の死に際が安らかであることは
本人にとってはもちろん、
後に残される者にとっても非常に重要である。

文中、少々不謹慎な表現があるが、
そのような死に方をし、
そのような死に方をしてもらうにはこのような方法があるんだな、
と思いながら軽い気持ちで読まれるのが良いと思う。
このレビューは参考になりましたか?
278 人中、258人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
現在同居している79歳の母のガンが見つかって1年になります。手術は出来ないので抗がん剤治療を始めましたが、
点滴を開始すると同時にショック症状が出て、医師が、「高齢なので体を痛めつけてまで抗がん剤を使用しても
意味がないので経過を見ますか?」と言ってくれたのを機に病院での治療は何もしないで過ごしてします。

母が言うには年齢が年齢なので死ぬこと自体は特に怖く無いけど、ガンの症状が進んで痛みがひどくなり苦しむことが
不安とのことです。 

やはり同居していた主人の両親は二人とも93歳で他界しました。父は言葉通り老衰で枯れるように亡くなりましたし、
母もガンなどの治療が必要な病気をしませんでしたので、病気の治療をせずにいたらどうなるか身近で体験したことが
無く未知の領域でした。

今回、中村先生のこの本を読んでその不安が解消しました。早速母にも読むように渡しました。

この本の中で中村先生が、お年寄りは過度の安静は厳禁だと書かれています。思い当たることが多々ありました。
入院とまでいかなくてもデイサービス等を利用するようになったら、自分で何かをしようとすると
安全を優先させる為に先回りして手を貸して下さるので、それに甘えることに馴れてしまい、自分で動くことが
少なくなってしまいます。
私は以前から自然治癒力を高めるために、らくらく毛管運動という簡単な運動を続けているのですが、勧めて
母も2年前からやり始めました。
この運動を始めて母の骨密度が半年で正常値に回復しましたので、気を良くして無理をしないように続けています。

今の状態を続けていけば母は見事に生き切って自然死を迎える事が出来ると教えてくれた本でした。
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