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大川周明 (岩波現代文庫)
 
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大川周明 (岩波現代文庫) [文庫]

松本 健一
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

東京裁判冒頭で東条英機の頭を叩き、精神病院に収容された民間人唯一のA級戦犯、イスラームに造詣の深い宗教学者、インドなど植民地への視点を堅持した特異なアジア主義者、いくつかのクーデタを計画した国家主義者―大川周明はナショナリズム、アジア、イスラーム、天皇制等々、現代の難問を解く鍵である。渾身の評伝。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

松本 健一
1946年群馬県に生まれる。東京大学経済学部卒業。評論家。麗沢大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 502ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2004/10/15)
  • ISBN-10: 4006030991
  • ISBN-13: 978-4006030995
  • 発売日: 2004/10/15
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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36 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
極東裁判で東条英機の頭をぽかったやったという人。この本に書かれている大川周明、ヨーロッパの植民地化からアジアを開放せねばという
岡倉天心 西郷隆盛 ガンジーなどの話から始まっていつの間にか日本もアジアを植民地化しようという動きになってしまった。いままで戦争という観点からの第2次大戦はなんとなく話としてわかっていたが、根底にあるアジア開放という考があったこと。残念ながらいつの間にか違った方向に行ってしまったが読んでいて面白かった。最初に著者がこの話を書いたのは1985年であるが、この手の話はそんなに売れるものではないので絶版になってしまったのを岩波から出したという。最近面白い本がなくなっていく中でやはり岩波文庫。良識ある良い本をまた出してくれた。まだ東京裁判のところまでしか読んでいませんが
このレビューは参考になりましたか?
15 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By くにたち蟄居日記 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 最近大川周明に興味が出てきたことで本書を手にした。僕の興味は二点である。

 一点目。最近の原油資源高騰の中で 中東諸国やロシアの存在感が大きくなっている。ことにサブプライム問題で中東のファンドが欧米の金融機関に出資する話が多い。イスラム金融への言及も日経新聞でも増えた。つまり 中東が非常に身近に感じられる時代になった。
 裏を返すと これまでは中東は原油の供給地という程度の認識で 日本人には「遠くて遠い国」であったのだと思う。
 そんな中で 大川が戦前からイスラムに対し大きな関心を寄せていた点を知り 彼の視野の広さに惹かれた点にある。911テロに見られるイスラムと欧米文化の「文明の衝突」を60年前に視界に入れていた大川の知性には恐れ入るばかりだ。

 二点目。少子高齢化の日本で働いていると グローバリゼーション イコール 海外でのビジネス発掘という文脈で語られる場面が本当に増えてきた。この文脈はビジネスの戦略として語られているわけだが 昔の植民地獲得を思わせるものがあるのではないかという気がしている。
 その中で「アジア主義」を唱えた大川の言説は 21世紀の「グローバリゼーション」を考える上で 示唆されるものがあるのではないかということである。
 実際 本書で描かれる大川は日本、インド、中国が連携して欧米に対抗している姿を夢見ている。これは例えば最近言われるアジア通貨設立などにも どこか共鳴した響きがあるのだと僕は思うのだ。

 大川は東京裁判での狂態で ある意味で僕らが封印してしまった「知性」であることを最近強く感じる。大川の言説は今なお新しい。そうして 21世紀の僕らに対しても実に示唆に富んでいる。最近 佐藤優、中島岳志といった 大川を語る新進気鋭の論者が出てきた。僕も彼らを通じて大川を知ったわけだが その事に感謝している次第である。 
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
何か変 2010/6/17
形式:文庫
 様々な人達の引用が満載。それは貴重で良いのだが、それを分解してただ繰り返して説明するという手法?は同語反復
で酷いものだ。唯の水増し。
 さらに酷いのは文章。「とすれば」とか「翻っていうと」とかいう接続の言葉の頻出、「わけだ」、「わけだった」等
の文末。まあ、一言でいうと日本語の文章としては最悪。主題?の大川周明の文章とは雲泥の差。
 他の著作も同じなのでこの著者の癖のようだが、誰も指摘しないのだろうか。
 内容もまた、全体の論理、展開が全く不明。何を言いたいのか分からん。なんとなく大川周明を唯の侵略的な帝国主義
者ではないよ、と言おうとしているような気がするが、それだけならこんなにたくさん書く必要なし。
 もっと明解な文章で無駄を省いて、コンパクトに書き直さなければ駄目。
 
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