この「人間の記録」という選書は値段も安く
どこの図書館でもたいてい何冊か読むことが
できるシリーズですが、内容はまあ豊富というか
ディープで、
添田唖然坊、古賀政男、田中正造や正木ひろし
に岡本太郎、そしてこの大島さんの自伝まで網羅している
素晴らしい陣容なのです!!
大島さんに興味がある方はぜひ、
他人が語った大島論などではなく、この本人自身が
映画や政治、自身の生い立ちまで丁寧に語り分析した
本をお読みください。
10ページくらい読むと、頭がスッキリしますよ!!
特に表現に対して、真摯に関わろうとしていらっしゃる
方は、プロ・アマ問わず一度、鎮痛剤や解熱剤の
かわりにお試しください。
アーチストが語るアーチスト本の多くが、
自分の感性を他人にふるまってうっとりしたいだけで、
アーチストにも一般人にも役に立たない言葉の羅列に
なりがちですが、
本書は岡本太郎さんや矢沢の永ちゃんの「アー・ユー・ハッピー?」
などと並んで有益なうえ、感動させられる一冊です!!
色んな事物について詳細に語られた本なのに、
言葉が明解なうえ、言葉にならない感覚の部分を
語る時もきちんと、模糊とした部分があることを
はぶかないで語っているので、本当に親切な作品だと
思います!!
イメージだけで敬遠・過剰な支持をしないで、
大島渚という稀有な人物の魅力に触れることの
できる、素晴らしい本です!!