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日本人の書く小論文はとかく随筆という意味のカタカナ「エッセイ」に成りがちです。本書は、そのようなカタカナ「エッセイ」や小説等とは異なる一ジャンルとしての論文(英語でEssayというとこちらの意味なのですが)の構造を示しています。その構造の基本は、問題+解決の提示、その理由と具体例による傍証 です。(詳しくは本書をご覧ください)
本書は、首尾一貫した方法論の提示とともに、Step by Stepの練習問題も用意しています。このStepに沿って学習していくことで、文章の構成、表現方法、要約の仕方、図表問題からの論の立て方等が学べます。さらに、書き方の学習は読み方の力にもなりますので、読者の文章を読む能力をも飛躍的に向上させます。
著者は修士課程をシカゴ大学で終えられているそうです。小生も修士課程を英国で履修しているのでその経験からわかるのですが、英文のAcademic Writingの基礎がしっかり押さえられており、小手先テクニックに走りがちな類書に比し、秀逸の一冊といってよいと思います。入試のために小論文の訓練を計画している人にぜひお勧めします。
著者は、外国の大学院で、論文の書き方を徹底的に指導を受けてこられた方です。
「文は人なり」と言うのは「文学者(小説家、詩人等)」であって、論文は、全てマニュアルである、と言い切っています。
論文は、「作文」ではない、文構成、言い回し、用語の用い方等、全てマニュアルにそっている、という断言にも近い言葉は、一度読めば納得できます。
ただ、この本は、「文系」大学の小論文に焦点を当てています。
私のように生物系の大学を受けるものとしては、「生物系」の例題がないため、すこし、消化不良かな?
でも、それをカバーしてあまりある一冊だと、私は思います。
1いかなるものを書くか、という内容面と... 続きを読む
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