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最も参考になったカスタマーレビュー
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
一足先に全入時代を迎えたアメリカの教訓と日本での経験の基づいた提言,
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レビュー対象商品: 大学破綻 合併、身売り、倒産の内幕 (角川oneテーマ21) (新書)
著者は米国の大学経営の実態に触れ、日本に戻ってさまざまな大学経営に携わってきた経歴を持つ。米国の大学も過去に全入時代を経験し、その中で多くの淘汰と改革が行われたそうである。この本の特徴は、そのような著者の経歴を反映した解説が行われているという点だろう。少子化と大学総定員枠の拡大によって、日本の大学経営は危機に直面している。著者によれば、2010年台に約1割が倒産する可能性があるとしている。その上で、現在の日本の大学が抱えている問題点を整理して示し、日本の大学が注力して改革すべきポイントと今後進むべき方向性について多くの提言を行っている。授業の質や職員の専門性といったプロフェッショナルとしての教育力の向上を訴え、何より「ミッション」という各大学における教育経営方針の具体化と明確化の重要性を説明している点が印象に残った。 一部の著作にみられる、学生の学力低下問題と大学経営の在り方に関する問題の論点をすりかえたバッシングのような記述は本書には見られない。むしろ現実を受け止め、これからの大学が目指す方向性として、一流の研究を行う大学、高い教養を身につけるための大学、偏差値が高いとはいえない学生をしっかり教育して社会にとって有益な人材として送り出せる大学の3種類に分けて、それぞれが社会において重要な役目を担うプロの教育機関として機能するビジョンを示している。 「大学版事業仕分け」では、大学図書館の貸出し率の低さなどにも焦点をあてている。また、近年の大学授業料値上げの背景、女子大や短大、マンモス校と小規模校、宗教系の大学、地方の大学、大学の系列校についても触れている。 批判や問題点の指摘をそれだけに終わらせず、現実を踏まえた様々な提言につなげている点で一読の価値がある。タイトルから受ける印象とは異なり、日本の大学が今後とるべき道について真面目に論じている本である。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
中堅大学の今後,
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レビュー対象商品: 大学破綻 合併、身売り、倒産の内幕 (角川oneテーマ21) (新書)
アメリカで大学経営を経験した著者による中堅大学の方向性を示した内容である。著者は実際に桜美林大学の副学長でもあるが、確かに桜美林大学が他の大学とは 異なる特徴を持っているのは確かであると思う。 本書では、中堅大学の方向性として、旧帝大方式の研究者育成を目的とするのでは なく、各大学のミッションに応じた社会に貢献できる学生を育てることを目的と すべきとしている。 また、その際に入学してほしい学生を定め、あえて「一定レベル以上勉強の できる人はいらない」と言いきれるくらいのターゲッティングも必要としている。 何が大学の教育なのかという整理は必要だと思うが、現代日本のような高い進学率 を維持するのであれば、必ず必要となる視点であると思われる。 その他にも女子大や短大の位置づけに対する提言や大学選びでのポイントなども 書かれており、大学人かつ大学経営のプロだからこそ書ける骨太な内容だと感じる。
27 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
大学への愛情、オンリーワンへの愛情の溢れる本,
By xxxCOOLxxx (宮城県仙台市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 大学破綻 合併、身売り、倒産の内幕 (角川oneテーマ21) (新書)
見出しこそセンセーショナルですが、中身は大学、特に中位クラス以下の大学への「愛情」に溢れた本です。不況や少子化により大学の経営も難しい局面を迎えていることは明白な事実ですが、その中で筆者は研究で生き残る大学は一握りでいい、他の大多数の大学は教育にこそ力を注ぎ、平均的な能力の学生を効率的に鍛える事により社会の中間層の底上げを図るべし、との明確な主張を展開しています。 この本の中で紹介された優れた取組の実例や行政等を含む大学関係者に対する数々の提言は、どれも充分な裏付けのある納得出来る話ばかりでした。 またエリートの集まる一部の旧帝大だけが良い大学では無い、他の大学もしっかりとしたミッションを持って自らの手で他に負けない個性を作りあげていくべきという考え方は、そのまま人生論の一つとしても聞くことが出来る、味わい深い一冊でした。
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 2.0
「内幕」はあばかれていない。
■この本の特徴 ・日本の大学の問題点を、主にアメリカの大学制度と比較しながら考察する ■良い点:... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: まー
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