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大学破壊―国立大学に未来はあるか
 
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大学破壊―国立大学に未来はあるか [単行本]

全国大学高専教職員組合
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

法人化後に一番困難にさらされるようになった地方国立大学の現状と問題点を具体的事例によりながら検討。

登録情報

  • 単行本: 149ページ
  • 出版社: 旬報社 (2009/03)
  • ISBN-10: 484511111X
  • ISBN-13: 978-4845111114
  • 発売日: 2009/03
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
 この本は国立大学が市場化した弊害を告発した本である。同書に、「教育には研究が必要であり、研究には自由が必要である」とあるが、現在の日本の大学では自由な研究活動が出来にくくなっている。その一つは本書が指摘しているように「研究費獲得コンテスト地獄」にある。政府の研究補助金を獲得しなければ真っ当な研究とは見なされないという強迫観念を大学当局から植えつけられた研究者達は、政府の意向に沿った研究内容に無理やり自分達の研究を合わせざるを得なくなり、分厚い研究計画書を書かされる。運よく研究費が降りたら、今度はその予算の消化と領収書の整理に追われるはめに陥る。これが競争的研究費配分の実体ではないだろうか?それに加え講義数、会議数、学内雑務がどんどん増え学問ための自由な時間的は大きな制約を受けてしまっている。
 「日本中忙しいのだから大学教員も忙しくしてもらわないと、授業料に見合うだけの説明責任が社会に対して果たせない」と考えている輩がいるとしたら大間違いだと思う。皆が忙しくてじっくり考える暇がないのなら、せめて大学教員だけでも、落ち着いてじっくり考えて、その結果を社会に還元して欲しいと思う。でなければこの国の未来はない。今の日本は皆で長い石段を駆け下っているようなものだ、いつか必ず誰かが躓く、するとたちまち連鎖反応で他のものも倒れ、善人が奈落の底に転がり落ちてしまう。皆が駆け回っている時に、立ち止まってじっくり考えるべき職業、それが大学教員、わけても国立大学の教員の使命だと思う。
 それにしてもまさか国立大学までこんな惨状になっているとは思わなかった。私立大学の現状は、言わずもがなと言ったところだろうか。
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形式:単行本
「教職員組合」編となっていたので、どうせお堅い本かなと思って立ち読みしたら、けっこうおもしろそうだったので購入して読んでみた。国立大学が独立法人に移行したことは知っていたけど、内部では予算や人事に大きな変化を引き起こしているという。いわば国立大学の教授たちによる内部告発本だ。文章はとてもわかりやすく、データも豊富で読みやすい。50歳で非常勤講師にかけずり回っているポスドクの悲惨な生活や、安い給料でこき使われている教授や職員の実態がリアルに描かれている。国立大学にお勤め、というと恵まれた人たちというイメージが強いが、実態は真逆で、確かにこの先、この国の科学技術の将来はどうなるんだろうという不安を抱かせるのに充分な内容でした。もうすぐ大学生の子どもがいるので、「世界一高い授業料」という章には思わず涙ぐんで(笑)しまった。
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