きっとこの本は、必ずしも間違っていないにもかかわらず、大学生活において少数派の立場に立たされてしまう人を応援するために与えられたものなんだと思います。自分では「これでいい。これこそがいい」と思っても、周りの人がそうでなかったり、自分が少数派だと気づいてしまったりすると、迷いが生じることは仕方のないことだと思います。そんな人の背中を押すためにこの本は存在していると言いたいところです。
例えば、一生懸命アルバイトをする、資格取得のための勉強をがんばる、サークルに熱中すると言う大学生活は素敵でしょうし、そういった人は少数派ではないでしょう。他方で、もし、
上記の事を行わないうえで、「利益になるかどうかは知らないけれど、ともかくこのことを勉強する、しないではいられない」「孤独になって、自分の世界を探り、作る」「ひたすら書物を読んでばかりいる」と言う大学生活は、少数派だと言う気がしないでしょうか?(上記の事を行いつつ、と言うのならばまた別のはなしかもしれません)。しかし、そういった大学生活が必ずしも間違っているとはいえないと思います。ある種のひたむきさ、まっすぐさを感じますから。
そんな少数派(もちろん別の少数派の人もいるでしょうが、そこまでこの本はカバーしていないと思います)の人の背中を、「その君の道を貫きなさい」と押してくれる、そんな本なのではないかと考えます。ただし、そこにある具体例をすべてそのまま実行しようとすると自分に全く合わないこともあるでしょう。ですから、自分に合いそうなところやエッセンスを活用するのが良いでしょう。
ともかく、この本に自分の道を歩む勇気を吹き込まれ、迷いながらも自信を持って(変な表現だ)大学生活を歩める少数派の人が増える(これも変な表現だ)といいですね。