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大学教授という仕事
 
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大学教授という仕事 [単行本(ソフトカバー)]

杉原 厚吉
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「院に入る前に読んでおけば良かった……」大学院生
「同業者として自身の仕事を振り返ることに役立つ」大学教員など
多くの感想が寄せられています。
最高学府……国公立私立大学の正規教員数は約18万人、そのうちの40%以上が「大学教授」である。
驚くべきことに、教授には教員資格がいらない。では彼等はどのようにキャリアを形成したのか? 学務をどのようにこなしているのか? 研究時間をどう割り振っているのか? 私生活は?
これまで語られなかったなじみの薄いこの職業と仕事を、NHK、民放「世界一受けたい授業」の出演でおなじみの名物教授が、軽快な筆致で独白する。
本書は、入試問題作成、学生指導、学会活動、著作活動、マスコミ出演などまで踏み込み、
つぶさに紹介し、大学教授になりたい人はもちろん、大学教授という社会的存在がいかなるものかを知りたい方々に是非読んで欲しい一冊です。

【目次】
大学教授の仕事がわかる15章
1- ストレスの少ない職業
1-1一国一城の主 1-2卒業から大学教授までの道
2- 講義の担当
2-1教え方を教わっていない先生 2-2教壇は最良の勉強の場
3- 研究と学生指導
3-1研究者としての大学教授 3-2学生の獲得 3-3研究指導 3-4研究室のスタイルづくり 3-5秘書
4- 研究資金の獲得
4-1経常研究費と外部資金 4-2不正防止
5- 論文の精算
5-1原稿の執筆 5-2学生の原稿の添削
6- 管理運営の仕事
7- 入学試験
7-1入試問題の作成 7-2出題ミスとその対策 7-3試験監督と採点
8- 学会活動
8-1研究交流・研究発表の場 8-2研究業績蓄積の場 8-3学会の役員
9- 国際会議活動
9-1学会活動の国際版 9-2学生指導と国際会議 9-3会議運営・国際交流
10- 審査
11- 他大学の非常勤講師
12- 著作活動
13- 研究成果の社会還元
13-1ソフトウェアの公開 13-2幾何計算駆け込み寺 13-3研究成果と知的財産
14- 専門知識の社会還元
14-1講演などの依頼 14-2マスコミへの協力
15- 大学教授のセルフマネージメント

内容(「BOOK」データベースより)

TV「世界一受けたい授業」などでおなじみの名物教授が明かす、大学教授の講義、研究、論文執筆、学会、出版活動、TV出演、家庭生活…etc。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 170ページ
  • 出版社: 水曜社 (2010/1/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4880652296
  • ISBN-13: 978-4880652290
  • 発売日: 2010/1/25
  • 商品の寸法: 21.2 x 15 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本(ソフトカバー)
私も大学教授です。この本は一般に知られにくい大学教授の仕事全般について、やさしく明解に書かれていると感じます(こういう本はこれまでありそうでなかった気がします)。ただし、この著者は一流大学の一流教授であり、ここに書かれていることが今の日本の大学教授の標準的な仕事ぶりだとはとてもいえません。著者が認めるように理科系であること、指導して来た学生の質が高いこと、彼自身が専門分野でも国際的にトップレベルの研究者であるらしいこと等から、著者の仕事ぶりが大学教授という職業にある者の目標とすべきモデルであるとは思います。しかし、こういう教授人生を歩める人は稀でしょう。日本の大学教授7万人のうち、上位5%位にしかあてはまらないだろうと思います。つまりこの本の内容は、あくまで理想モデルであって、これが平均的な大学教授像だと一般の人が誤解しないか心配です。しかし、著者の書きぶりにはまるでいやみがなく、成功者にありがちな説教調や自己宣伝調でもなく、自分の体験してきた教授職について淡々と記述しています。著者のように優秀ではない、つまり大多数の平凡な教授たちのことがあまりわかっていない(ある意味で幸せな、「世間知らず」な、教授になるべくしてなった)人なのかもしれません。一読後、こういう人の仕事ぶりには遠くおよびそうもないけれど、自分ももう少し頑張ろうと思いました。
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By mfhty トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本(ソフトカバー)
 講義、研究、学生指導、研究資金の獲得、論文の生産のような、いかにも教授らしい仕事から、大学の管理運営の仕事、入学試験、学会の会議運営、テレビへの出演、著書の執筆などなど多岐にわたる理系(工学部)の大学教授の仕事についてバランスよく記述した本です。
 私のような文系出身で理系の世界がわからない人間にとっては、「こんな世界を理系の人は生きているのか」と感じながら、興味深く読める本でした。
 
 このての本は、非常に個性的な同僚教授が描写されていたり、びっくりするようなエピソードが紹介されており「どうだ、おもしろいだろう」というタッチの本が多いですが、この本は、奇をてらわず、淡々と自らの経験を綴っておられます。なので、「エキサイティングなびっくりするような大学教授の姿」を求める人にはこの本は向きません。
 むしろ、東京大学の教授として最高レベルの学生・院生を指導したり、世界や日本の学会を相手にしたりという、エリート教授の生活を垣間見れる本です。淡々と書かれた本でありながら、著者の研究への熱意や学生指導面での誠実さや温かみが感じられる本であり、印象のよい本でもあります。

 これから理系大学に進もうと考えている人にとっては、理系の世界とはどんなものかを知るためにも、読んでおいたほうがよい本と思います。
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29 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
筆者の人柄が読み取れ,読んでいて心が和むというか,本来の高等教育における(本業でないとしても)教育者はこういう人がなるべきだと思いました.日本の高等教育の最高峰と言える東大教授は当然研究の最前線にいるべき人なのですが,やはり教育者としても最前線にいて欲しいと思うのです(現実と理想は一致しにくい?).筆者はどちらをも成し遂げた方のようで,『講義』,『学生指導と研究』に関する記述は率直に大学教授の教育者としての非も認め,どうあるべきかを述べている点に共感しました.

大学教授と言えば憧れの職種,有る水準の知的レベルを超えた人にとっては最終ゴールとして目指す人も多いのですが,なかなかなれない職業と言えるでしょう.ただ,本書を読んで誰でもなれないことはよく分かったし,人の能力に応じて職業も適材適所,単なる憧れで仕事を決めるのではなく,自身にあった仕事を探す,あるいは与えられた仕事に順応すべきであることも分かったような気がします.

『論文の生産』のところで原稿執筆に当たっては,読み手の気持ちをどう惹き付けられるか,「流行作家になってエンターテイメント小説を書く気分になる...」の記述も正にそうであろうと思いました.これはビジネスに通じるところ,顧客がどう考えるのか,相手の気持ちになって自分の立ち位置を考えることに相通じると思うのです.これができる大学教授はそれほど多くないかもしれません.また,多忙な日常業務について,全般的に言えることはポジティブに捉えて楽しむこと,これを苦痛と考えるとどんな仕事でも続かないわけです.仕事とプライベートを分ける事ができないのも大学教授の特徴であり,そんな多忙であることも前向きに捉えることができるヒトしかなれない職種でもあるのでしょうね.
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