2008年度入試から良問を選んで科目別に収録した問題集で、年度版で発行されています。
問題数は、149問+4問の計153問。
難関大学の理系学部を目指すなら、一度は解いておきたい頻出タイプの良問が厳選された問題集といえるでしょう。
問題の解答は、答案の詳しさとして、この種の入試問題集と比べると標準的なもので、取り立てて詳しいわけではありません。
しかし、入試対策としては、これくらいの分量の答案が書ければよいという見本という意味では適切なものといえます。
また、本書のもう一つの特徴は、巻末に収録されている「入試の概観とトピックス」でしょう。
ここでは、入試全体の難易度の変化や出題率の高い分野について、どのような問題が出題されていたのか、またどの分野の問題が減少したのか概略が述べられています。
今年度は、現行課程入試が始まって3年目、移行措置が始まってから2年目の入試ということからか、概観については、以前のものより科目別の出題傾向についての記述がやや詳しくなっています。
このような特徴から、本書は網羅系参考書で典型問題の解法を習得した後、自学自習でのアウトプット用に適した問題集といえるでしょう。