本書の題名は「抜け道」ですが、記載されていることは知っていても良い事だと思います。
15°、18°の三角比の求め方や三角形の辺の分割比に「メラネウス・チェバの定理」を使用するとか、固有値・固有ベクトルに言及しているとかありますが、例題と併せて解説がされているので、個々の理解はそれほど難しくないと思います。
個人的には、少しテクニック論ぽい感じがしていますが、受験の現場で時間との戦いで問題を解かねばならないことを考えると、このようなことを知っていると有利になるような気もします。
各分野ごとにまとまっているので、読みやすいし理解しやすいと思いますが、演習問題の量は足りないと思いますし、難関校の出題はこれらのことを総合的に考えさせる傾向があるので、補う問題集が必要だと思います。
基礎問題は解けるが、標準問題以上になると苦戦していたり、数学を得点源にしたい受験生には適した一冊だと思います。