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大学・中庸 (岩波文庫)
 
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大学・中庸 (岩波文庫) [文庫]

金谷 治
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

天下国家の政治もその根本は一身の修養にあることを説く『大学』.人間の本性とは何かを論じ,「誠」の哲学を説く『中庸』.朱子によって『論語』『孟子』とともに四書の1つとされた儒教の代表的な経典.本書では,朱子以前の古い読み方を探求して,両書の本来の意味を明らかにすることを主眼とした.朱子の『大学章句』等を併収.

内容(「BOOK」データベースより)

天下国家の政治もその根本は一身の修養にあることを説く『大学』。人間の本性とは何かを論じ、「誠」の哲学を説く『中庸』。朱子によって『論語』『孟子』とともに四書の一つとされた儒教の代表的な経典。本書では、朱子以前の古い読み方を探求して、両書の本来の意味を明らかにすることを主眼とした。朱子の『大学章句』等を併収。

登録情報

  • 文庫: 273ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1998/4/16)
  • ISBN-10: 4003322215
  • ISBN-13: 978-4003322215
  • 発売日: 1998/4/16
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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45 人中、45人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 荒野の狼 トップ500レビュアー
形式:文庫
大学・中庸ともに平易な現代語訳が、充実した注を伴って解説されており、容易に理解できます。難しい書だと構えて読む必要はありません。両者を合わせても分量は短く通読も容易です。“大学”は己自身を収めて(修己)こそ、人を治める(治人)ことができることを述べており、人の上に立つ人間であれば(親であれ、上司であれ)必読の書と言えます。修己には自分のおもいを誠実にすることが必要で、それは自分で自分をごまかさない、自ら欺くことがない(その独を慎む、慎独)ということであると述べています。“中庸”は、誠なる者は、天の道なり。これを誠にする者は、人の道なりの言葉に代表されるように、人間の本性である“誠”に従う道を示します。至誠の人は、他人はおろか物の本性をも十分に発揮させることができ、天地自然の造化育成を助けるまでの天地と並ぶ存在になると説きます。大学・中庸とも解説が素晴らしく、成立の歴史的背景が詳述され、原文の意味は勿論、それ以降の朱子学者の解釈、江戸時代から近現代の解釈を比較しており、学問的に高い信頼の置ける名著と言えます。
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46 人中、43人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本書の意義 2005/10/30
By daepodong VINE™ メンバー
形式:文庫
 訳注者の金谷治氏自身が解説で述べているように、本書の意味は、「儒教」というよりは「朱子学」のなかで特別なテキストとされてきた「大学」「中庸」の二書に、朱子以前の古義を追求する読みをした、という点である。単に儒教=朱子学入門として本書を読むならば、島田虔次氏の訳注本(朝日古典選)のほうがよい。評者は島田氏の本を先に読み、その後でこの金谷氏のものを読んだので、朱子の注釈によらないこの本の読みは新鮮で興味深かった。というのは、朱子はこのテクストを、オリジナルな意味を尊重するよりは、自らの哲学体系の構築のために利用しているからである。しかし、江戸期には朱子学が公式の学問として採用されたために、朱熹の読みがむしろ正当の読みとされてきたことは注意すべきだろう。
 「大学」は、天下を治めるためには一身を治めることがすべてである、とする、道徳的政治観を述べた本。「中庸」は、前半が「中庸の徳」を持つことがいかにむずかしいか、後半が「誠」、すなわち「性」に従い修養することの大切さを述べた本である。
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91 人中、82人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 内田裕介 トップ500レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
大学・中庸は、論語、孟子とあわせて四書をなす。日本人の民族思想を知る上で四書五経は避けてとおれないので、ともかく、一度は目を通しておきたいと思い、手に取った。

大学・中庸はもともと礼記49編の一部で、宋代(13世紀)に朱子が再評価して、論語・孟子とともに新儒教(=宋学=朱子学)の聖典としたものだそうだ。朱子はとくに大学への思い入れが深く、原文に大幅に手を加えて改変したばかりでなく、死の三日前まで自身の注釈書に筆をいれ続けたという。

しかし、朱子の「大学」には江戸期から解釈に誤りがあるとして批判も多く、本書では朱子の書き直した大学ではなく、もともとのテキストをとりあげ、原文、読み下し文、訳文という体裁で解説を加えたものだそうだ。

内容はむろん、一読したくらいでちゃんと理解できるものではないが、江戸期の小学生がこういうものを教科書として読んでいたのかと思うと、正直驚いてしまう。仁であれ、義であれ、子供でも教えればわかる、ということだろう。

武家の子どもが立派な口上を述べて切腹する話が新渡戸の「武士道」にあるが、大人の教養書である四書五経を子供のうちから暗記させるような教育方法でこそ、子供にして大人社会での美しい身のこなし方を身につけることが可能になるのだろう。

翻って現代を見るに、ここ150年ばかりの科学の知識は教えても、悠久として受け継がれてきた数千年の知恵は教えない。そんな嘆息を覚えた。
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四書の初めと終わり
大学と中庸を一冊の本で現代訳にしたというのは面白い。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: ペルシャ猫
五経に通じる陰陽の哲学にも言及
... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: 人麻呂
大学は本当にわかりやすいです
表現も平易で独学の身でもほぼ意味がとれました。対して中庸はほんの少しだけむずかしい気がします。... 続きを読む
投稿日: 2009/10/4 投稿者: 朱麗
より論理連関を意識した儒学の経典
 「論語」を読んでから、自然にこの文庫に手が伸びた。... 続きを読む
投稿日: 2009/7/18 投稿者: dvrm
政治家になるには四書は必読です
四書は人生ないしは政治の基本書です。幕末の日本を明治維新へ導いた原動力はここにあります。政治家を志そうと思う方必読の本だと思ってほしいです。... 続きを読む
投稿日: 2009/5/23 投稿者: ポリ銀
TOCと相通じるものが
 心のTOCとでもいいましょうか。

 物事をシンプルにとらえること、当たり前のことを気づかせてくれます。... 続きを読む
投稿日: 2009/3/20 投稿者: 金剛
素晴らしいです。
儒教『四書』の中に含まれる、素晴らしい名著です。特に、倫理道徳を重んじながらも、どこか軽やかな《自由さ》と、大らかな《優しさ》が感じられる所が、非常に素晴らしいで... 続きを読む
投稿日: 2009/2/1 投稿者: 新谷広規(詩人・歌人・面白研究家・サラリーマン)。
東洋精神の根本
いわゆる四書のひとつとされる、朱子によるものを底本としながらも、本書の訳注では、朱子学に当時批判的に論争しあったという、陽明学の考えも含めて、訳注なされた方の中立... 続きを読む
投稿日: 2008/6/5 投稿者: まっけ
極端さを求める今の世の中にはかったるすぎるように感じますが…
... 続きを読む
投稿日: 2008/2/4 投稿者: ib_pata
大学
大学は読み方が色々あり、どのように読むかも大事なスタンスとなる、私は天然自然に人間が持っている人生における可能性は無限だと思う、しかし、周囲の人のからの批判や、親... 続きを読む
投稿日: 2007/3/2 投稿者: タカ
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