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大学は生まれ変われるか―国際化する大学評価のなかで (中公新書)
 
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大学は生まれ変われるか―国際化する大学評価のなかで (中公新書) [新書]

喜多村 和之
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

これまでさまざまな規制に守られてきた日本の大学は今、少子化による学生数の減少、国際的な学生獲得競争、政府の「トップ三〇政策」などにさらされ、生き残りに必死である。勝敗の行方は、外部からいかに高い評価を得るかにかかっている。だが、根拠のない恣意的なランキングが氾濫するなかで、正しい評価ははたして可能なのだろうか。大学評価という視点から、大学生き残りの条件と二十一世紀の大学像を提示する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

喜多村 和之
1936年(昭和11年)、東京に生まれる。早稲田大学文学部卒業。広島大学教授、放送教育開発センター教授、国立教育研究所部長を経て、現在、早稲田大学客員教授、私学高等教育研究所(日本私立大学協会附置)主幹。博士(人間科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 179ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2002/03)
  • ISBN-10: 4121016319
  • ISBN-13: 978-4121016317
  • 発売日: 2002/03
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 368,460位 (本のベストセラーを見る)
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形式:新書
教育、とりわけ高等教育が国の産業競争力の源泉であることは論を俟たないであろう。ましてや、付加価値を生み出す源泉が資本集約的な製造業からITを中心とした頭脳集約的な産業にシフトしてきている現在においてはなおさらである。

その大学が危機に瀕していると著者の喜多村氏は説く。第三者機関による大学の評価やマスコミになるランキングが盛んになってきた背景を丹念に分析することにより社会のニーズと乖離した大学の姿を浮き彫りにし、「大学は必要なのか?」、「必要であるとするならば、そのあるべき姿はどのようなものか?」という本質的な質問を問うている。

喜多村氏は、さらに論を進め、海外の事例も紹介しながらこの本質的な問いに対する方向性を打ち出している。ユニバーシティ(University)と対立する、マルチ・バーシティ(Multi-versity)という造語を通してアメリカの大学が多様化する目的に対応していることや、カリフォルニア州における大学の3層構造(エリート型の研究機能と、マス型の教育機能と、生涯学習機能を別々の大学が担う)がそれである。すなわち、あるべき大学の姿を実現するためには、高さ(少数エリートによる高度な研究)と大きさ(年齢に関わらない教育)を兼ね備えたピラミッドを造るがごとく、多様なブロックを整合性を持って積み重ねていく必要がある、と言うことであろうか。

最後に苦言を述べると、説明が一読しただけでは判りにくい部分も多かった。とくに一連の文部省による改革に関しては、経年順に述べられておらず、前後関係を把握するのに労力を要する。年表を作って整理するだけで筆者は整理して情報を咀嚼しやすかったはずである。

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形式:新書
 激変する大学の置かれている状況について,大学評価の視点から読み解いている。多くの経済誌で,読者が求めているという理由から定期的になされている「ランキング」の無意味さを認識しつつも,それに振り回される大学当局。
 学生数が減少して言えるのにもかかわらず,大学・学部の新設は続いている。結局,それは淘汰へと進む。本書の2002年の刊行以来,多くの大学が継続の危機に瀕している。
 海外との比較をしながら,日本の大学をめぐる大きな動きを位置づけている。高等教育の重要性は認識されつつ(だからこそ),適切な資金配分やアカウンタビリティのためには,評価が欠かせない。しかし,大学教育の評価ほど,評価の難しいものはない。単純に量の多寡で測れるものではないからだ。自己評価から外部評価とその形は揺れている。
 いったい大学をどのように評価すればよいのだろう。逆にいえば,大学の意味が問い直されているのだ,と著者は説く。個々の大学がどう生き残っていくのか,そして大学という制度が社会の中でどう生き残っていくのか,それを読み解くうえで,「評価」という視点は重要な論点の1つであるだろう。
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By 西
形式:新書
大学人、学生、政治家・官僚、それぞれの視点をある程度ふまえた上で、大学の現在の問題点と進行中の改革の問題点を要領よくまとめている。大学問題について考えたい方はぜひ一読されたい。とりわけ大学評価についての記述が面白い。
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