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大学の話をしましょうか―最高学府のデバイスとポテンシャル (中公新書ラクレ)
 
 

大学の話をしましょうか―最高学府のデバイスとポテンシャル (中公新書ラクレ) [新書]

森 博嗣
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

誰も言わなくたって、素直に自然に見れば王様はやっぱり裸なのです――人気作家が語る「僕の勤めた某国立大」。今までにない大学論!

内容(「BOOK」データベースより)

素直に見れば王様は裸です―Q&Aを重ねるうちに、大学というシステムが抱える問題点が浮き彫りに。二十数年の国立大教員経験をもとに人気作家が洒脱に語る、今までにない大学論。

登録情報

  • 新書: 187ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2005/10)
  • ISBN-10: 4121501950
  • ISBN-13: 978-4121501950
  • 発売日: 2005/10
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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24 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By fujiwara VINE™ メンバー
形式:新書
森先生はもちろんミステリー作家だけれど,ちょっと前まで名古屋大学大学院環境学研究科の助教授でした.今は退職されちゃったようですが,まあ,作家としての収入の方が大学教員の年収の10倍はあったのだから,当然でしょうか.助教授とかになると,もう自分の研究はできないですからね…やっぱり研究は助手までやろうなあ.

で,その森先生が国立大学(今は国立大学法人)について語った本.やはり長期間内部から大学という組織を眺めてきただけあって,じっくりと大学について語ってくれる.京都大学と名古屋大学ではもいろんいろいろと違うけれど,ぼくも研究室から大学を眺めてきて,いろいろ疑問に感じたことが多かったので,法人化や科研費の話など森先生の意見には頷けるところが多かった.

また,森先生の考える研究・学問のあるべき姿や,学士・修士・博士それぞれの学位のもつ意味などは共感できる部分も多かった.というか,研究はこれぐらいの意気込みでやらないと何もなせないと思う.

そして,なにより大学の改組で建築学専攻の名前が環境学研究科都市環境学専攻に変わったときのエピソードに,心を揺さぶられた.名前が変わるだけで組織そのものは変わらないのだが,森先生は名前こそ唯一後世に残るものだからこれを変えることは戴けないと言ったという.確かに後世の人が過去を振り返るとき,拠り所とするのはその名前なのだから,やはり名前こそ大切にすべきなのだろう.近年,学生を集めるためにいろいろと学科名や専攻名をいじっているところが多いが,これは学問の本質を見失わせるだけに過ぎない.

とにかく,研究室にいる学生には一読をお勧めしたいし,意欲のある高校生も読んでもらいたいと思う.読めば思うことが必ずある.
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
日本でも指折りの作家であり、工学部の大学教師でもある森博嗣による「大学」についてのインタビューをまとめた本著は、小説のファンのみならず、教育者やすべての学生に読んでもらいたい一冊になっている。
著書『冷たい密室と博士たち』の冒頭で、主人公の大学教師が、「会議はほとんどが無駄」「人間の能力とは、問題に答えることではなく、問題を見つけることだ」と語るシーンがあったと思うのだが、それらはほぼすべて筆者の映し鏡として書かれていたことがわかる。

小説のファンは、小説世界とのリンクや、登場人物の心理の裏付けを感じることができるだろう。
また、話は大学というシステムから教育論にまで膨らみ、例えば、研究費や書類について如何に非効率的なシステムがなされているか、といった教授側から見た大学の内情、大学とは問題に答えるためではなく、問題を見つけるところなのです、という学生への言葉などを、まさに「大学の話をしましょうか」といった軽やかな語り口で語っている。

ニートの問題に触れて「なぜ働かなければならないのか」
人口減少に対して「人口が減ってはいけないのでしょうか」
など、当然のように思われている現状に対して疑問を持って生きている点が筆者の人間性を浮き上がらせ、非常に魅力的な本になっている。
なぜ、物事を当たり前のこととして受け入れてしまうのか。そこには、理不尽なことがたくさんあるのだ、と気付かされることも多い。

学力低下によって、教育改革が叫ばれている昨今、「大学とはどのようなところか」「勉強とはなにか」をもう一度見つめなおすべきなのかもしれない。

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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 ミステリィ作家としておなじみの森博嗣氏の大学論。作者はこれまでもいろいろな作品の中で大学内部についての話を披露してくれていたが、今回のこの本はその総まとめ+αといった感じ。
 大学の組織にあまり深く関わっていない人間としては「ふーん、そうなんだ」で終わる内容かもしれないが、その語り口はいつもの森氏の語りそのもので、作者のファンならそれだけで楽しめる、はず。

 

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語り口がいいと思う
大学内部の事情が世間中に知れ渡っているかというと、そうではないでしょう。国立大学と私立大学でも異なるし、文系と理系でも異なるでしょう。著者は名古屋大学の建築系の助... 続きを読む
投稿日: 2007/9/4 投稿者: たこたこ屋
専門家集団の管理者必読
優秀な個人は、決して優秀な組織の構成要素とはならないことを感じさせてくれる一冊。... 続きを読む
投稿日: 2006/7/22 投稿者: Yosh
大学に興味がある人には面白い
国立大学工学部助教授であり、ミステリー作家でもある森博嗣。

そんな著者に興味を持って、何か読んでみようと思い、本書に到達。... 続きを読む
投稿日: 2006/2/8 投稿者: SAH
大学に夢を持っていた森氏の失望が読後印象に残る
QαAで書かれてるので、今一度大学について悩む人には最適かもしれない。... 続きを読む
投稿日: 2006/1/18 投稿者: naonao-703
すぐ読んで頭にすべて残る
大学ってわからない。大学生になってなおのこと思いました。卒業論文と修士論文との違いから、少子化はいけないのかというところまで書かれています。... 続きを読む
投稿日: 2005/12/23 投稿者: 赫赫
等身大の大学論
... 続きを読む
投稿日: 2005/11/29 投稿者: 杭州熊猫
教師としても一流
164pにある<<教育というのは、先生が生徒に力を見せるものなんです>>というフレーズにしびれました!... 続きを読む
投稿日: 2005/11/27 投稿者: 練馬のよっちゃん
小説の補完にもおすすめ。
こちらを読むことにより、より一層S&Mシリーズを

実感しながら読む事ができるかも。... 続きを読む
投稿日: 2005/11/26 投稿者: 樹里亜
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