本の作りはきわめてシンプル。正方形でやや小ぶりの体裁で、作例とレシピ、作り方の手順が見開き写真で示される。手順写真が少なく感じられるが、ご心配なく。チョコレート菓子作りのかなめとなる「テンパリング(温度調節)」と生チョコやトリフに欠かせない「ガナッシュ」の作り方は、別項を設けて写真つきで丁寧に解説されている。実際のお菓子作りに移るときは、まずここから入ることになるだろう。
バレンタイン用に作るのなら、表紙のチョコビスケットサンドがおすすめ。オートミールがたっぷり入ったクランブルチョコバーやバナナとの相性も抜群のチョコレートムースといった手軽なものから、ちょっと気取った「オペラ」まで、さまざまなレシピがそろっている。料理研究家である著者の「2度、3度と作るうちに、プロ並みの仕上がりも夢ではありません」という言葉が心強い。(松本肇子)
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