一読した時点では、既刊6巻の中で一番泣けました。。。
これから何度も繰り返し読んで、また幾重にも発見があり、味わい尽くすわけですが。
人間が、時代の中でもがき生きてゆくことの、あまりにも根源的なことを描いているがゆえに
つらく・痛く・悲しく・愛しく そして哀しい愛憎が繰り広げられてきた よしなが『大奥』。
それがここに来て、ひるがえるように温かく慈しみ深く、いとおしい「命」のありさまを
描き切っているように感じました。涙・・・。
右衛門佐の「…生きるという事は 女と男という事は!
ただ女の腹に種を付け 子孫を残し家の血を繋いでいく事ではありますまい!」
・・・作者渾身の台詞だと思いました。
綱吉と同じように受けた衝撃。
綱吉にだけでなく、
この大奥のすべての登場人物に対してだけでなく、
右衛門佐の「…生きなさい!」の言葉は
読者の胸にも、がつーんと響きます。
そうだ。生きるのだ。死ではないのだ。と。
読んでもらえればわかりますが、
綱吉が・・・
打ち掛けを脱ぎ去って、桂昌院のもとから翔び立っていく場面は、
この大奥きっての名シーンのひとつです。
漫画表現ならではの最高の場面。
もう はらはらーっと、いっそ気持ちよいくらいの落涙です。
そう、「読んでいただければわかるのです・・・。」(by影)
ああ待ち遠しい。。。続きが。この物語の全貌が。
待ち遠しいです。