おそらく映画便乗本?と思われる「大奥」解説新書です。
著者は学者ではなく、編集者から歴史小説家に転向した方のようですが、それにしても基本的なデータで間違いが目に付きました(一例として徳川吉宗の章で出てきた竹姫の子供の数をあげておきます)。私レベルの人間でも分かってしまう間違いですから、ちょっと本自体の信用を落としかねません。また、大奥の女性達のエピソードでも同じ人物でも章が変わると全く話が変わっていたりして「?」と思うところが数カ所。また、巷説をそのまま真に受けて書かれたとおぼしき話も目立ちました。
大奥の生活(特に食事やトイレの話)はおもしろかっただけに、あらが目立ったのが残念です。もうちょっと頑張って調べて書いて欲しかったなと感じました。