前半では、世界不況に陥った原因をサブプライム問題だけではなく、為替、IT革命、通貨基軸その他様々な角度から考察しているので、これまで自分が考えてきた不況の原因を再確認すると共に「なるほど」と思えるような新しい発見がいくつもありました。
中盤から後半にかけて、日本のモノづくりや文化、感性のすばらしさが紹介され、そして今日本が抱える問題に今後どうやって取り組んで行くべきかの提案がいくつか紹介されていました。
日本の未来戦略は奇抜なアイデアもありましたが、どれも実現したらおもしろく現実離れしていない内容なので、いい方は悪いかもしれませんが「いい話のネタとして使える」というイメージを持ちました。いくつか紹介されていますが、個人的にはもっとたくさんの提案があるとうれしかったかも…
日本のすばらしさを紹介しているとはいえ決して楽観的になって良いのではなく、「辛い道のりではあるが日本にはその不況を打開する底力が備わっていて、そしてその先には大きく成長した姿がある」という想いがこの本から伝わりました。
私は小さな会社を経営していますが、ちょっと大げさかもしれませんが、この不況をチャンスに変えるためにさらに努力しなければと心が引き締まった思いでした。