この本を買うきっかけは”リプロダクション・ビスクドール”を見て一番気に入ったドールの作者だったからです。
通常、リプロを作る時はモールドという市販の型を使って過去のアンティークドールの顔を再現します。同じブリュのモールドを使っても作者によって、目の削り方の微妙な違いでそれぞれ微妙に違うブリュのお顔が出来ます。(これがなんとなく作者に似てくるんですよね)
大塚さんの作るリプロは、ご自身が持ってるアンティークドールを元型に作られてます。
だから目を削る時も睫毛や眉毛を描くときも、オリジナルを見て作れるのです。
だから作品すべてが、オリジナルと見まごう程です。
それに加えて、お洋服もとてもすばらしいんです。アンティークのお洋服のレースの部分やプリーツのパーツ、刺繍の部分などを、新しい素材と組み合わせて、センスのいい新旧の融合を見せてくれます。
本物のアンティークビスクドールはすでに人形本体もお洋服も経年変化により傷んだものが多い中、彼女の作るリプロは、完璧に当時のアンティークドールを再現し、さらに洗練されたものと進化しているといえます。