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高名な小説なので今更という気もしますが、内容は前述の方が書いておられるように大地に根ざした農民一家の生き様をいきいきと描いています。
主人公王龍とその妻の結婚から始まり、出産、飢饉、帰郷から富豪となるまでの第1巻が一番好きです。
実直な農夫の夫にひたすら使える愚鈍な妻阿蘭、彼女のの喜びや苦しみに心を打たれます。障害児に寄せる王龍の愛情がいつもを彼を人間としてのモラルに引き戻します。
また妻と父を葬ったとき、王龍は自分の半生も一緒に葬られたとつぶやきます。家族大切さをかみしめた一文でした。
作者のパール・バックは米国人宣教師の娘として中国で生まれ育ちました。彼女の中国人への深い理解、大地に生きる人々への暖かなまなざしは同情と共感に溢れ、読者に人生の喜びと悲しみを訴えかけてきます。まさに名著と呼ばれるにふさわしい大作だと思います。
登場人物が皆、とても”素晴らしい”(人間らしい)ので読んでいくうちにどんどん好きになってしまうの所も、この本の好きなところだ。著者は、この作品によって、ピューリッツァー賞ならびにノーベル文学賞を受賞した。
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