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大地動乱の時代―地震学者は警告する (岩波新書) 新書 – 1994/8/22


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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

幕末にはじまった首都圏の大地震活動期は、関東大震災(一九二三)をもって終わり、その後、東京圏は世界有数の超過密都市に変貌した。しかし、まもなく再び「大地動乱の時代」を迎えることは確実である。小田原地震が七十年ごとに発生することを明らかにした地震学者がその根拠を明快に説き、東京一極集中の大規模開発に警鐘を鳴らす。

登録情報

  • 新書: 234ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1994/8/22)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4004303508
  • ISBN-13: 978-4004303503
  • 発売日: 1994/8/22
  • 商品パッケージの寸法: 17.2 x 10.4 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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カスタマーレビュー

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最も参考になったカスタマーレビュー

37 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 灰色のアルベリヒ 投稿日 2005/11/20
形式: 新書
本書は神戸の大震災の前に書かれたいささか「古い」本である。私が購読したのは震災直後であるが思う所あって再読した。

内容については既に概要を的確にまとめたレヴューがあるから繰り返さない。

再読して確認したのだが、1・2章は科学歴史ドキュメントとして非常に素晴らしい出来だ。

また、第3章は「地震」についての基礎的な解説として非常に優れていると思う(マスコミも−解析に一定の時間がかかることは事実だが−「震源」と「マグニチュード」(と各地の「震度」)という古典的な報道に留まっていて、地震が震源という「点」で起きる現象と思っている方が相当数いるのではないかと僕は危惧している)。

ただ、本書の核になる4・5章はやや注意がいると思う。

本書では僅かな言及があるだけだが、著者を一躍有名にした「東海地震」は問題提起から30年を経ても起きていない。また、本書で1998.4±3.1年と予測された小田原地震も標準偏差の2倍を過ぎたが幸いに起きていない。

もともと発震機構については定性的議論しかできないなか、統計的には非常に少ないサンプル数から出た数字だから、本書を読み込んでいる方ほどこうした「予測」の不確実さに考え至るという自己矛盾を抱えた本である(著者を責めるのではない。そ
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20 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 Saburo Ochiaigawa 投稿日 2011/4/23
形式: 新書
 2011年3月11日(金)に発生した東日本大震災を契機に、当該著書を再読した。正直言って、前回読んだ当該著書の警告が記憶の上で薄れていたように思う。改めて、日本が経済大国だけでなく、地震大国であることを痛感した。太平洋プレート、オホーツク海プレート、フィリピン海プレート、アムールプレートという四つのプレート(板)が交差し、互いに押し合う場所に位置する日本は、地震という魔物に憑かれた危険地帯に外ならない。

 日本列島の構造発達と変動の基本になっているのは、「太平洋プレート」の沈み込みという。典型的な海洋プレートである太平洋プレートは、東太平洋海膨〜太平洋南極海嶺で生まれ、アラスカ〜アリューシャンからニュージーランド北島にいたる海溝で沈み込む。太平洋プレートの長い沈み込み帯のほぼ中間に日本列島があり、沖合には深さ8000〜9000メートルに達する千島海溝、日本海溝、伊豆・小笠原海溝が連なる。
太平洋プレートの沈み込みに伴う火山フロント(マグマ噴出線)は、択捉島・国後島の活火山から、雌阿寒岳、有珠山、岩手山、安達太良山、那須岳、浅間山、八ケ岳、富士山、箱根山、伊豆大島、三宅島、八丈島、鳥島、硫黄島を結ぶ線として、明瞭に見られる。
一方、フィリピン海プレートは関東地方以西の日本列島の下に沈み込んでいる。このフィリピン海プレートは、茨城県〜
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17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 ポチR トップ50レビュアー 投稿日 2011/4/1
形式: 新書
1994年出版の本。だが、内容は決して古くはない。この本は首都圏に関わる大地震に限定して書かれている。繰り返し起きている東海・東南海・南海地震、これもまた周期的に起きて大きな被害をもたらしている小田原地震、大正関東地震、そして気になるのが東京直下地震。

幕末の動乱期から記載は始まる。1853年、ペリーが来航する約4ヶ月前、嘉永小田原地震が起きた。最高震度は小田原の震度7。江戸の町は震度4から5程度の揺れだったというが、1703年の元禄関東地震以来、実に150年ぶりの大きな地震。ここが新たな大地動乱の時代の幕開けだったと言う。そうして翌1854年。ついに安政東海地震が起きる。このときの大津波はディアナ号の記録として残っている。東海道の被害についても詳しく記録が残っており、液状化も各地で起きている。駿河湾西岸から天竜川河口にかけての著しい隆起、浜名湖沿岸、三河湾沿岸、伊勢湾湾口の沈降。そして30時間後の安政南海地震。その後、同じ1854年末に起きた、東京直下震源の安政江戸地震。これが江戸幕府にとどめを刺すことになったのは想像に難くない。

明治、大正、昭和の同じ大地震についても詳しい。そして噴火との関連。さらに、これらの地震の発生メカニズムについてもわかりやすく、詳しく解説されている。

この地域に住む者として、「いつ起きる
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 La dolce Vita 殿堂入りレビュアートップ50レビュアー 投稿日 2011/6/10
形式: 新書 Amazonで購入
ヴェーゲナーの大陸移動説に始まる地球物理学の進展によって、地球の表層が多くのプレートに分かれて、独自の方向性を持って移動していることがつきとめられたが、日本列島の下には四つのプレートがひしめいており、日本は歴史的にも地震とそれに連動する津波や火山活動からは逃れられない宿命を背負っている。石橋氏の研究では東海、小田原、関東の地震地帯が三つ巴になって周期的な連鎖反応を起こすことにはもはや疑いの余地はないし、また既にその時期に突入しているという。しかしそうした事実を真摯に受け止め、前もって対策を立てるのであれば、これらの天災との共存も可能であり、被害を最小限に抑えることも可能だろう。著者が最も強調したいのはそのことだと思う。

この著書で石橋氏は原発の危険性についてはごく簡単にしか触れていないが、私は福島第一原発の事故の後にこれを読んで、日本政府が地理的条件を全く無視して原発を林立させていることが、いかに自然条件に逆らった行為であるか認識を新たにせざるを得なかった。著者は地球上で最も原発をやってはいけない場所が日本だとも発言している。今年の5月23日に行われた参議院行政監視委員会に参考人として出席した彼は、浜岡原発の状況を「地雷源の上のカーニバル」と表現したが、それは金権にしがみついて現実を直視しない、余りにも愚かな政治家や電力会社を痛烈に皮肉ったブラック・ユーモアであろう。
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