辻田りり子先生のコミックスは欠かさず買っていて、こちらの短編集もとても楽しみにしていました。
相変わらずの話の展開の良さ、キャラの良さ、面白さが溢れた一冊でした。
「大嘘スウィング」は作者自身が実験的作品と書かれていただけあって、辻田りり子先生の作品では珍しい普通の女の子が主人公です。けれどキャラはしっかり立っているし、現実にこういう子いるいると共感できる点もあり嫌味がありません。逆に相手役の男の子や周りは割と個性的でした。続きがどうなるのか気になりどんどん読んでいったのですが、終わった瞬間、これで終わり?と少し物足りなく感じました。ページの都合上仕方ないとはいえ、もっと兄の彼女や主人公達のその後が見たかったです。
個人的には「ふたばのとても災難な日」が可愛くオチも意外性があり一番面白かったです。かのこ様の方で出た愛ちゃんがどうしてあの性格になったのかもわかりますw
大嘘スウィングで少し消化不良に感じたので★4ぐらいですが、総合的な面白さは限りなく★5なのでこの評価で。
辻田りり子先生の作品は本当に外れがなく面白いのでオススメです。
特に今回はあとがきにあった裏話や漫画内の横枠の小話にとても笑いましたw
現在連載中の恋だの愛だのも大好きですが、またこういう短編集を出していただけると良いなと思いました。
甘々な恋愛ではないですが、面白い恋愛が見たい方はぜひ手に取ってもらいたいです。