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大和古寺風物誌 (新潮文庫)
 
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大和古寺風物誌 (新潮文庫) [文庫]

亀井 勝一郎
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 文庫: 207ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1953/04)
  • ISBN-10: 4101013012
  • ISBN-13: 978-4101013015
  • 発売日: 1953/04
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 116,497位 (本のベストセラーを見る)
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16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 簡潔で無駄のない文章であるが、無表情ではない。仏に対する帰依の感情が抑えられた筆致で散りばめられている。美しい文章である。

 自分でも行ったことのあるお寺が殆どだったので、実際の風景を思い出しながら、文章を楽しんだ。また私自身、年齢を重ねるにつれて仏像を美術品として見ることに違和感を覚えていたので、本書で語られている仏像への思いは非常に共感できた。

 それにしても、戦争中または終戦直後に書かれたことに対して非常に驚きを感じる。世情が騒然としている中で、あえて時代とは逆行するようなことに関心を払い、文章を書き続けたことに対して、敬意を表したい。

 
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
奈良の古寺 2007/9/18
By 志村真幸 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 もともと1942年に養徳社から出たもの。その後も加筆され、本書は1953年に出た新潮文庫版を底版としている。さらに仮名遣いを改め、カラー写真も収録されている。
 亀井勝一郎の代表作のひとつで、戦後の奈良ブームを引き起こしたことでも知られる本。しみじみとした味わいがあり、想像以上の名著であった。一方で、第二次大戦中に書かれたことによる影響も強く、国粋主義的な側面も目立つ。
 取り上げられているのは、斑鳩宮、法隆寺、中宮時、薬師寺、新薬師寺、東大寺、法輪寺、唐招提寺。その建物、歴史、仏像についてじっくりと描かれている。特に歴史的な考察には深みがあり、聖徳太子や聖武天皇など、著者の脳裏に浮かんだ姿が、そのまま伝わってくるかのようだった。
 いま読んでも充分に面白い本。ただ、ガイドブックに使ったりすると、現在の観光開発され、商業化した寺とのギャップに驚くかも知れない。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ポチR トップ50レビュアー
形式:文庫
忘れもしない、まだ中学生の自分が初めて買った大人の文庫がこの本だった。書店に入ってふと心惹かれたのを今も覚えている。あれから30年近い年月が経って紙の色もずいぶん茶色くなってしまったが、この本は今も愛読書だ。

奈良や斑鳩の寺をつづったこの本は、著者が戦時中から終戦直後に旅した記録だ。時代はまだざわざわとしていたはずだが、だからこそ奈良、斑鳩は人々を惹きつけたのかも知れない。著者が見た周囲の風景と今の風景はかなり変わってしまっているに違いない。でも変わらないものもある。それは寺、仏像、手を合わせる人々の思い。ページをめくると安らかな気持ちにさせられる。
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