学生時代から30年近く、大原照子さんのファンです。栗原はるみさんが大ブレイクされるもっと前、料理研究家の第一人者としてテレビ・雑誌でエネルギッュに活躍されていました。コンサバティブな服に身をつつみ、その頃はまだ珍しかったルクルーゼの鍋を何個も使い、美味しくてお洒落な料理の数々を披露されていました。私自身の洋風料理のレパートリーは大原さんのご本から学んだものばかりです。
「シンプル家事ノート」は日々を快適に過ごすための「衣食住」についての気配りについて書かれたものです。
モノを少なくしてシンプルに暮らしたいという思いから、約10年ごとに暮らしを見直されてきて、辿り着いた今の生活スタイルが紹介されています。
食器棚・冷蔵庫・クローゼットetc.どこもかしこも潔いほどモノが少ないのですが、厳選されたものだけが残ったという印象です。
心に残った言葉は「お皿類は4人分だけ、ナイフ・フォークなどのカトラリーも4組だけ、それ以上のおもてなしはしない」、
体力・気力の衰えを悲観するのではなく、それに向き合い、受け止め、生活のあり方を変える、無理はしないという発想に感銘を受けました。
私自身のこれからの生活を考えるのに大いに参考になりました。
しかし「おもちゃ箱をひっくり返したような台所」のカワイイことといったら!!
並々ならぬセンスの良さが随所に感じられました。
最後に1つ、出版社の編集の方にお願いです。
冒頭に大原さんが普段お使いのお掃除道具が紹介されていますが、こういう時は商品の正式名を載せてくださると有り難いです。
私はその中の1つ「すぐ乾く食器洗い用のネットタオル」に興味を持ったのですが、発売元に問い合わせしたところ「メッシュ」という商品でした。