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大伽藍―神秘と崇厳の聖堂讃歌 (平凡社ライブラリー)
 
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大伽藍―神秘と崇厳の聖堂讃歌 (平凡社ライブラリー) [文庫]

J.‐K. ユイスマンス , Joris‐Karl Huysmans , 出口 裕弘
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「銃口か十字架の下か」―破滅的デカダンからカトリックに転じた作家が描破するシャルトル大聖堂の美と神秘。キリスト教象徴学総覧にして聖なるものの博物誌とも称しうる異色作の名訳が、さらなる推敲を経て甦った。

内容(「MARC」データベースより)

ロマネスクとゴシックの時代を繋ぐ教会堂建築、シャルトル大聖堂を主人公デュルタルによって観察し、詳細に描写。教会堂としての特徴や彫像群の象徴性を分析していく。1985年光風社出版刊の改訂。〈ソフトカバー〉*

登録情報

  • 文庫: 380ページ
  • 出版社: 平凡社; 〔改訂版〕版 (1995/07)
  • ISBN-10: 4582761062
  • ISBN-13: 978-4582761061
  • 発売日: 1995/07
  • 商品の寸法: 15.8 x 11 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 677,530位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ユイスマンスは世紀末デカダン美学の聖書ともされる「さかしま」やオカルティズムに取り憑かれたような「彼方」で知られるが、それらと正反対のように見える本書とて、実は全く同じ精神性が別の方角から発現した異形の文学作品である。
ここに見るカトリック神秘主義に高揚されたシャルトル大聖堂や中世キリスト教の美術・建築の膨大な蘊蓄は、以前このレビューでも指摘したように、日本にはあり得ない西欧の文化的蓄積と教養の巨大さという点で、あの「さかしま」の裏返しの双生児の観を呈している。
けっして読みやすい本ではないが、ヨーロッパやキリスト教芸術にシリアスな関心を持っておられる方々にはお薦めしたい一冊である。
このレビューは参考になりましたか?
By metro
形式:文庫
一応主人公が修道院に入るまでをたどった小説ですが、メインはキリスト教建築や絵画についての深い考察や議論です。
それらに興味があって、真っ当な解説などに飽きた方にお薦め。
個人的におもしろかった点は、フラ・アンジェリコについての作中評論。
多少乱暴に言えば、メムリンクやファン・デル・ウェイデンより技術的に劣る彼の作品が最も美しいと感じるのは、
彼の信仰の純粋さによるものだという。
「この画家は、祈りのために閉じた眼を、ただ絵筆を取るときにのみ開き、かつて一度たりとも外的世界を眺めたことがなく、
自身の内部にしか眼を向けたためしがなかったのだ」
このような内容の議論が続きます。
写真や画集が手元にあるとよりのめり込めると思います。
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