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大企業の絶滅―経営責任者(エグゼクティブ)たちの敗北の歴史
 
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大企業の絶滅―経営責任者(エグゼクティブ)たちの敗北の歴史 [単行本]

ロバート ソーベル , Robert Sobel , 鈴木 主税
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

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   本書は、経営の失敗により、倒産して跡形もなくなってしまった企業や、失敗を機に凋落の一途をたどった企業の歴史を活写した、アメリカの企業興亡史である。「失敗談も成功談と同じく示唆に富んでいる」と著者が言うように、この失敗の企業史はサクセスストーリーと同様、学ぶべきところが多い。

   取り上げている企業は全部で15社。コンピュータ産業ではオズボーン・コンピュータ、小売業ではコーベットとモンゴメリー・ワード、自動車産業ではカイザー-フレーザーとパッカード、通信・電子機器産業ではRCA、航空業ではパン・アメリカン航空などの企業のほかに、ビール、金融、鉄道、タバコの各業界の企業、ニューヨーク証券取引所も含まれている。それぞれ、経営者の自信過剰や無知、人材難、資金不足、ブランド戦略における失敗、合併のミスマッチ、時代の変化への対応不足といった失敗理由を挙げ、そこにいたる経緯を丹念に描き出している。

   本書では、まず全体像を「記録」することに重心が置かれている。このアプローチが、失敗の裏に重なり合っている無数の要因を浮かび上がらせる。たとえば、かつて小型コンピュータ分野を切り開いたオズボーン・コンピュータの倒産は、経営者の傲慢さという大きな問題のほかに、マネジャーの人選ミス、顧客管理の悪さ、他企業の参入で新たな局面に入った市場での無策ぶりなどが重なり合った結果であることがわかる。

   また、政府の規制に保護され競争力を失っていたパン・アメリカン航空の倒産劇など、決して古くない問題を提供している。サクセスストーリーのように痛快な気分には浸らせてくれないが、示唆に富んだ有用な1冊である。(棚上 勉)

出版社/著者からの内容紹介

本書は、かつて一流だった企業が経営判断を誤ったため 倒産(衰退)した事例を紹介して、何が失敗の原因だったかを解明していきます。 パン・アメリカン航空、RCA、パッカードといった超一流企業が犯した大失敗の数々を 「政府を敵にまわしたことによる大失敗」、「ブランド拡張による大失敗」、「時代の変化に対応できなかったための大失敗」など15のパターンに分類して紹介しています。 著者はビジネス史が専門。

登録情報

  • 単行本: 536ページ
  • 出版社: ピアソンエデュケーション (2001/06)
  • ISBN-10: 4894716402
  • ISBN-13: 978-4894716407
  • 発売日: 2001/06
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 3.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 880,165位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
過去の成功企業がなぜその地位に安住できなかったかの要諦を、
時代背景を検証しながら具体的要因に落とし込んでいる秀作。

様々な分野の「かつての巨人ゴリアテ」を的確な章区分で取り上げており、
巷間にあふれる失敗学、あるいは経営学のケーススタディに
そのまま取り上げても通用するような非常に密度の濃い内容。

中でも企業実学的な面では
第12章 モンゴメリー・ワード
第13章 アメリカン・タバコ
第15章 シュウィン
が参考になり、

純粋な読み物の側面からも個人実業家の盛衰を描いた
第8章 ジェームズ・リング
第9章 ドレクセル・バーナム・ランベール
が特に面白い。

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By lennon103 VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
ここ数年、日本企業でトラブルが相次いでいるが、それの参考になる部分がかなりあり、一読の価値あり。現在、某介護会社と某英会話学校が不正などにより苦境にあるが、本書の「政府を敵に回したことによる大失敗」が当てはまる。ちょっと前の某製菓会社、某遊園地の場合は「手抜きによる失敗」をさらに悪くした事例と言え、興味深い。それらの企業の経営陣がこの本を読んで問題意識があったならば、ましな対応ができたと思われる。
他にも、
・ 企業を買収した場合、スキルを持つ元の企業の経営者や社員が、企業に残って働く意志が無くなる場合があること。
・ 過去のデータに詳しくなっても、将来の見通しは得られないこと。
・ ブランド・イメージは価格の引き下げで容易に傷つく。
・ 競合製品が無く、安定的な市場シェアを維持していると、経営陣は新しく登場した科学技術や顧客の変化を見落としやすい。
・ 買収先の企業の条件(P.396)
・ 親族は少なくとも非親族と同程度に優秀かつ勤勉でない限り、事業にたずさわらないこと(P.476)などが参考になった。

また、本論に進むために、「オズボーン・コンピュータ」の章で、パソコンがどのように開発され、普及していったのかが説明されており、正直言って「大企業の絶滅」の話よりも私には興味深い。マニアの情熱が窺われ、これこそ米国らしいロマンだと思った。

残念な点は、1枚しか図表がなく、(1)売上高、利益などの変遷と他社の業績との比較が少ないこと、(2)GDP成長率など外部環境の影響がわからないこと。よってどの程度の要因が経営者の能力不足で、どの程度が不可抗力だったのか、の見当がつけがたい。また、「マネーサプライが爆発的に増加したために金利が上昇し」(P.371)は経済学的に逆であり、間違いである。
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