小浜さんの本を読みだして3年ほど。
あまりに多作だし、むちゃくちゃ面白いと思える本ばかりではないので、
読んだのは三分の一程度でしょうか。
内田樹さんほど出版バブリーではないが、とにかく次々と示唆的な本を出してくれて、
私はやはりこの人が好きだ。内田さんも大好きだけれど。
そう書いたら、多分この二人は一定の哲学的な訓練ないし教養をお持ちであると思い当った。
だから自分の網に引っ掛かるのかもしれない。
さて、私は小浜さんの最良の仕事は、初期の教育関係の本だと思っている。
『学校の現象学のために』なんて、内容はわすれちまったが、目からうろこもはなはだしかった。
うちのガッコの先生たちにホント読ませたかった。
そうです、教育関係者なのです。私。
他にもセンセイのゲンショウガクとかなんとかいう本もありました。
これもよいです。
で、この本。「年を取ったの?」という嫌味が意味するのは、
著者がいっていることにちょっと地に足がつきすぎという意味だ。
私も年を取ったので、オジサン・ウチダもとても地に足がついていてそれでいて、論争的で深いし、
昔の小浜さんもそうだったようだけど、いまはなんだか常識的。
とても、大事なことを繰り返し語っているが、やはり常識的。
刺激がござらん。
そういう感想をもつからなのだ。
内容は割愛。