R25で好評だった連載の書籍化。
内容は合コンの各シチュエーションで、どういった行動を取るべきか三択クイズ。
そして各回答に対するウィットに富んだ大人の流儀の解説。
模範解答の解説の納得度とユーモラスは感服します。よく出来てる。
連載時から好きでした。
さて、この本を読めば合コンでモテるか?
この本がよく出来ているといっても、それを実践できることで合コンでモテるか?
と言われるとそこはダウトがかかります。単純にYESとは言えません。
ただ、俺のように(笑)ちょっとでも真剣に(日本語がオカシイ)合コンをかじったことが
あるオトコはみんな納得してくれると思うんだけど、合コンは新しく出会った女の子を
お持ち帰りできればそれで最高か?それが最上の目的か?と聞かれると「違う」って
答えると思うんですよ。
そりゃオスとしては女の子とエッチ出来ればそれはそれに越したことないですよね。
だけど合コンの醍醐味、合コニスト(とあえて書きますが)の醍醐味、はみんなが
楽しくなること、そして自分も楽しくなる「イベント性」なんです。
例えば可愛い女の子がいなくて本音は萎えても、反省会で男同士で
それを肴にしょっぱい酒を飲めばそれはそれでオツなもの。
みんなを抜け駆けしたり出し抜いたりしてまで女の子とセックスしても
友人との仲が悪くなれば本末転倒、目先の利益で後々泣くことも。
盛りあがらなかった合コンは相手の子のノリの悪さを嘆くだけではなく、
こんな日もあるさ、と己の腕を恥じる。
それが合コンだと思うんです。そのバカらしさ、どうしようもなさ、
それがたまらなく楽しいものだと思うんですよ。
合コンを軽薄な場所と言って食わず嫌いするのも、しらじらしいノリをうすらさむいと思っちゃう人も、
上手くイベントを楽しめない人なんじゃないか?と思ってしまいます。
ただ僕自身は合コンのスペシャリストではありませんし、空気を読みまくって、
おまけにキレキレのすべらない話が出来るタイプでは全然ないんですが、
そのくだらなさとハチャメチャさの楽しさは分かるんです。
この本の面白さ、解説の背骨になっているのは「合コンは単に遊びの1つ」ということ。
男友達でダーツに行こう、キャバクラに行こう、ゴルフに行こう、それと同じレベルで
合コンはあるってことだと思うんです。
そう、だから、遊びだから、遊びにはルールがあるってことだと思うんです。
仲間うちでも、もちろん初対面の人に対しても、やっていいこととわるいこと、言っていいことわるいこと、そのルールがある。
そういった視点の合コンのお作法マニュアル本と同時に、大人の人付き合いのたしなみ本。
体裁はめちゃくちゃカジュアルで、誤解を与えますが。
ちなみに、表紙のヒトコト、「合コンを制するものは、ビジネスを制する」
んー、嘘ではない、はず、なんだよな。そう思いたい。