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大人の友情 (朝日文庫 か 23-8)
 
 

大人の友情 (朝日文庫 か 23-8) [文庫]

河合 隼雄
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

あなたは友人の出世を喜べますか? 人はなぜ裏切るのでしょう? 夫婦、男女、そして上司と部下の友情とは? 人生を深く温かく支える「友情」を、臨床心理学の第一人者が豊富な経験と古今東西の文学作品からときほぐす、大人のための画期的な友情論(目次より「友だちが欲しい」「男女間に友情は成立するか」「友人の死」「"つきあい"は難しい」「友情と同性愛」「茶呑み友だち」「友情と贈りもの」など)。

内容(「BOOK」データベースより)

あなたは友人の出世を喜べますか?人はなぜ裏切るのでしょう?夫婦、男女、そして上司と部下の友情とは?人生を深く癒し、温かく支える「友情」について、臨床心理学者としての豊富な経験と古今東西の文学作品からときほぐす、大人のため友情論。

登録情報

  • 文庫: 198ページ
  • 出版社: 朝日新聞社 (2008/2/7)
  • ISBN-10: 402264432X
  • ISBN-13: 978-4022644329
  • 発売日: 2008/2/7
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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26 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 友人とは、師弟関係や上司・部下の関係のように上下の区別がない対等の人間関係です。こういう友情の概念は、近代ヨーロッパが生み出したもののようです。

 深い友情は宗教的感情に近づいてゆき、太宰治の『走れメロス』のように、友人のためとあらば自分の命を棄てる、という気持ちさえ生じてきます。かたや、夏目漱石の『こころ』のように、親密な友人関係ほど「裏切り」という形でお互いが離れなければならない場面にも出会います。

 あまり、友情とは何か、真の友情とは、などと考えすぎると、自分や友人に対して怒ったり嘆いたりすることばかり増えるかもしれません。といって理想など不要と言う人は、自分の位置や方向などが見えなくなって混乱するでしょう。

 著者は、この難しい問題に「各人が自分の友情を照らす『星』を見つけられるといいと思う」と、心理療法家らしい淡々とした文章で自分の考えを述べています。

 けっして、「友人関係はこうあるべき」「こうであらねばならない」と決めつけたりせず、「こうすればいいと思う」「……のではなかろうか」と語っていますので、少し物足りなく感じるかもしれません。

 しかし、一見、軽そうにみえる中に、「友人の裏切り」「友人の出世を喜べるか」など、時に考えさせられる内容が登場します。

 私たちが生きていく中で、いろいろな人間関係を取り結びます。生存に直結する親子関係や夫婦関係などを別にすると、師弟関係や友人関係は、よりよく生きるために必要な人間関係といえるでしょう。

 自分の心に痛みを感じる個所があった場合は、本を閉じて一休みしながら読むことをお薦めします。
このレビューは参考になりましたか?
34 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
いつもながらこの人の本は読みやすくて内容が濃い。
今は古い対人関係のあり方が疑いを持たれ始め、かといってそれに替わる新しいものが確立しているわけでもない。それだけに、大抵の人は自分の人間関係の作り方、維持の仕方に自信がもてないのではないだろうか。この本は、人間関係という、とかく一筋縄でいかないもの立ち向かっていく勇気を与えてくれる。
例えば、著者は「裏切り」というテーマに一章を割いている。裏切りというと我々は普通、あってはならないもの、友情の欠如であるととらえている。それだけに、裏切られた時、裏切ってしまった時、それは失敗としてしかとらえられない。何かを間違ったのだろう、と思ってしまう。しかし、本書では、友情と裏切りはむしろ切り離せないものとして論じられている。理屈で考えたら矛盾しているのだが、それが著者が長い人生経験、カウンセラー経験の中で得た理屈抜きの真実なのであろう。このような奇妙な現実に対して、著者のような人生の大先輩が「そういうことはあるのだ」と言ってくれることで、我々も先入観を捨て、不必要なダメージを受けることなく、友情という奇妙な現実に立ち向かうことができるのではないだろうか。
このレビューは参考になりましたか?
17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
臨床心理学者であり、教育論、子育て論、はたまた仏教論など
幅広い見識のある著者が
「友情」について真っ向から向かっていった一冊です。

「ココロの止まり木」(02年~03年に週刊朝日に連載)の中で
紹介したフレッド・ウルマン著「友情」がきっかけになったそうです。

古今東西の色んな書物や著者の経験を
「友情」という切り口で読みやすく書かれています。
しかし、急に重い事や苦しい事が書かれているとあとがきにあるとおり
自分自身が自分に問う時間が必要になる場面もありました。

友情とは目的地や到達点ではなく、
行くえを照らす星だ

という言葉は響きました。

サラリと読めてずしりとくる一冊です。

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最近のカスタマーレビュー
ジーンとしました
とても読み易いが、奥行きがある本。

河合先生が、この世にいらっしゃらないと知りつつ
読む身としては、切なくなる。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: まっすん
カウンセリング効果あり!!
私がうつ病で落ち込んでる時に読んだ作品だが、なんと病院の先生にカウンセリングされている気持ちになってしまい、すっかり良くなりました。河合隼雄先生、ありがとうござい... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: マイヤ
読みやすい良書!
「友情とは?」
あらためて聞かれるとちょっと悩んでしまうテーマでした。... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: みつば
深く端的に真理をついている
流石、心理学の知の巨人、河合先生。難しい深い心の真理を実に端的にわかりやすく書いていらっしゃいます。
投稿日: 2010/2/5 投稿者: 三日月
友情の深さ
河合先生の本はとても読みやすく、深い。
今回も「友情とは何か?」をテーマに、色々な面から分析なさっていた。... 続きを読む
投稿日: 2010/1/13 投稿者: 抹茶の心
あなたを何とよびませう、師よ、友よ、親しいひとよ、いっそ3つの星と
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投稿日: 2008/12/10 投稿者: CheyneWalk
友情を支えているのは何?
特にまとまっているというわけではないけれど、友情についてポツポツ納得できる軽妙な感じです。... 続きを読む
投稿日: 2008/6/14 投稿者: keita
人との距離のヒントをもらえる本。
人間関係の根底にあるものとして友情の考察を行っている本。
著者は臨床心理学者の河合隼雄氏。... 続きを読む
投稿日: 2008/3/29 投稿者: taki
ちょっと一風代わった河合センセ
河合センセの本では、多くのクライアントが抱える悩みに応えてきた経験から見えてくる社会の病理みたいなものに対して、河合センセの見方・視点から対処の方法を述べ、あとは... 続きを読む
投稿日: 2006/4/20 投稿者: itgaki
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投稿日: 2006/2/27 投稿者: なんちゃって、お遍路くん
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