プロカメラマンと子供、同じものを撮ったらどう違う?という面白い試みの本。
試みといってもハウツー本ではなく、ちゃんとストーリー性もあって読み物としても面白いです。
カメラマンの新倉さんと、コピーライターの中田さん、そして中田さんの娘の燦ちゃんの共著になるんでしょうか。燦ちゃんが新倉さんと一緒に写真を撮ります。
大人の写真はさすが。鮮明で綺麗で、見ているだけで癒されます。
動物や人間には躍動感や表情があります。写真に飽きて遊び始めちゃった燦ちゃんの写真もちらほら(笑)
一方、燦ちゃんの写真は、走り回って興味の赴くままに撮った、はしゃぎまわっている姿が目に浮かぶようなもの。
写真だけを見てイメージが湧くのが大人の写真ですが、そこにコピーライター中田さんの一文が加わるだけで、子供の写真がものすごく面白いものに見えてきます。
燦ちゃんの元気さ、やんちゃさ、気まぐれさがよく伝わってくる文章は、さすが親子だなぁって思います。
私は趣味で写真を撮ってますが、大人の写真の壁にぶち当たってしまい、この本を買いました。
燦ちゃんの写真と中田さんの文章を見ていると、被写体に興味を持つ事がまず一番の原点だなって再確認できました。
読み物としても面白い試みで、写真に絶妙にマッチした文章がいい味を出してます。文章に無駄が無く端的でコミカルなので、本全体が実によくまとまってます。紙芝居や絵本に近いかもしれません。文章や写真のレイアウトもワンパターンでなくて楽しいです。
綺麗な写真が好きな人、撮る時に堅くなってしまって何かヒントを得たい人にもいいと思います。
写真に興味のあるお父さん、お母さんにもお勧めです。子供と一緒に撮りに行きたくなりますよ!
誰かを撮るのもいいけれど、誰かと一緒に撮るのもいいなぁ・・・
本当に色々な刺激をくれた本です。