最近、職能要件書を作成する過程として、自分の業務を洗い出し、難易度を付ける作業をしていました。今の仕事を担当して数年が経ち、一人前に仕事をこなしているつもりでしたが、理想とする仕事のレベルを考えランク付けしてみると、現状は普通の仕事をしているだけ、というか、まだまだガキの仕事から抜け出せていないことに気がつきます。
中島氏もまた、成果、スピード、生産性が高いレベルにあっても、それだけでは普通の仕事の域にあると言います。「大人の仕事」とは、少なくとも成果、スピード、生産性で2倍以上なければ話にならない。その上で、組織の一員であることを意識し、チームプレイを心がけ、そして何より考えに考え抜いて付加価値の高い仕事をする。「できない」と考える(発想する)ことなく、「どうすればできるか?」と条件反射で考える。知識と経験、キャリアを総動員し、周囲の力を巻き込んで成果をモノにする。つまり「考えた仕事」をしていることである、と言う。
プロ(経営者)意識を持ったワンランク上の仕事(=中島氏の言う「大人の仕事」)って何か、どうすればもっといい仕事ができるようになるのか、を考えるとき、その勘所、要諦をしめしてくれる一冊でした。