1冊で復刻版サーダーバード2号のプラモデルが手軽に入手出来ること。価格も、まあ許容範囲です。問題はプラモデル作成のための資料としての貧弱さ。
伊藤秀明氏と柿沼秀樹氏の両氏のサンダーバードプラモの考察と今井科学のコラムは、限られた頁数の中で濃密な内容になっているのに、肝心要のプラモデル作成アドバイスはスッカスカの内容です。タイトルには「サンダーバード2号の作り方 中級編」とありますが、内容は初級未満。組み立て説明書の補足にもなっていません。作例の塗料見本色くらいは最低限記述するべきでしょう。
2号は、そのデザインから頭が重過ぎ、その重さに耐えられず足が折れてプロップがよく壊れたそうです。そのためプロップの修復、作り直しが多かったことは有名な話。
復刻した模型がどのプロップに似ていているか?考察。プロップによるノーズのラインの違い、塗装の違いなどのディティールアップの参考になる資料的情報が全くありません。
往年のプラモデルを復刻した努力は認めますが、模型作成のための資料的価値が皆無のため、2号のプラモデルに思い入れが無い人にはお薦めできません。