アウトロー作家として有名な白川氏の作品は、その無頼な生き方をベースとした多くの人生経験を有しているだけにとても面白く、期待を持って購入した。
本書は前半部が「嘘」について著者の考えが書かれているが、「嘘も時には必要」のような趣旨のことばかりで、はっきり言って社会人であれば常識的に知っていること(感じていること)で残念ながら特に面白いとは感じる部分は少なかった。
このため、途中で読むのを止めようかと思ったが、実体験が中心に記されている後半から一気に面白くなり、最後まで一気に読んだ。やはり、著者のような無頼派はその実体験こそが作品の面白さのベースであり、一般論的なものではその良さが活きてこないのであろう。
昔の先物取引の実態については、かなり酷い話が多く、必読である。