面白い!!
ふらっと立ち寄った書店で立ち読みし、即決購入。
完全な衝動買いだが、まるで後悔のない買い物である。
電車や雑誌でよく見る広告だから、別に買うつもりなどなかったのだが、
「まえがき」を読んで、気がついたらレジに並んでいた。
そこには、コンビニのレジさんとのお釣りのやり取りが書いてある。
店員がお金を客の手のひらに渡す時ーあるいは、お客が釣りを受け取るときの場面である。
誰もが毎日体験する何気ない瞬間。
著者はそこに「事件」を感じているのだ。
手と手の間(ほんの数センチ)で交わされる無言のコミュニケーションの中に、様々な思いが錯綜する。
このたった数行の文章を読んで、私は妙に感動してしまったのである。
もちろん、メインの広告も5つ星だ。
個性的なイラストと共に訴えかけてくるユニークなコピーが笑える。
飾らない下品さと男の欲望をくすぐる発想が何ともニクい!
いちいち楽しいから、読み進めるのに意外と時間がかかった。
しかし、それは至福のひと時である。
是非、買い揃えたい。
一つ忠告させていただくと、電車の中では読まない方が良い。
クスクス、ニヤニヤして本書に食い入っていた私は、きっと変に思われていたに違いない。
こういうの好きな方には、
宮田珠己氏の旅エッセイ(『私の旅に何をする。』とか)がハマると思いますよ。