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大不況には本を読む (中公新書ラクレ)
 
 

大不況には本を読む (中公新書ラクレ) [新書]

橋本 治
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

もはや読書と出版の復権はありえないのか。「思想性ゼロの国」日本でいま起きている日本人の魂のドラマを描き、「本を読む」人間をここに取り戻すための方法を深く考察した、硬骨の力作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

橋本 治
1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以降、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年『双調平家物語』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 237ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2009/06)
  • ISBN-10: 412150321X
  • ISBN-13: 978-4121503213
  • 発売日: 2009/06
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
読んでみると、この本は橋本流「経済論」の本でした。
最終章の「本を読む」ということの部分は、20ページほど(でも、この内容がまたいいんですけど)。あとはすべて経済についての内容です。

つ、ついに、橋本さん、経済論まで・・・さすがです。

経済の素人といえばそれまでだけど、経済人じゃないからこその見方のするどさがあるし。
文学者だけに「たとえ」がすばらしく、わかりやすい。
----------------
「利益の流れ」は水と同じで、「水路に沿って流れる」なのです。
水路からはずれている人間のところにまで水がやってきたら、それはもう「氾濫」で「浸水」です。
金余りのバブルがロクでもないのはそれが「氾濫」だからで(中略)、やがてその水がひいて「被害」だけが残るのはわかりきっていることです。
「世界経済」とはつまり、水路の設計と水流の管理調節なのです。
----------------

橋本流の経済論には賛否両論があるかと思いますが、論のはりかたはさすが。

「AはBである」と書いてあるとする。
私は心の中で「でも、こんなときはAってCじゃないの?」と思う。
次のページではすかさず、論証をあげて、その疑問に答えている、という展開。

ビジネス本は一方的に論が流れていくのが多い中、反論を見越した上で、論証をあげて自論を展開していくやり方は新鮮に思えるほどでした。

最後に「本を読む」ということの中から。

本を読む上で一番重要なのが、「行間を読む」です。
「書かれていないこと」が、読者が探り当てて考えるべき「自分の必要なこと」なのです。

ううむ・・・含蓄あるお言葉。
私自身、『すぐにわかる○○』や『今日からできる××』などのノウハウ本に惹かれて、てっとりばやさだけを追い求めておりました。猛省・・・・
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
頭を使え! 2009/11/5
形式:新書
当初はこのタイトルがどうも、と全く読む気にならなかった。昔から、訳もなくただ「本を読みなさい」という世間の声が、「勉強しなさい」と同義語にしか思えず、面倒なものにしか思えなかった。また、このタイトルを見ると、本を読めば不況から脱出できるとか、生活の知恵が身につくのかと勘違いしそうになるが、そんなことは一切書いていない。要は考える力を養う必要性を説いたもので、この本書を読むこと自体が「考える」よう仕向けられて、まんまと(?)著者の意図にはまる。巧い。こういう手で小さい時からのせられていれば、もっと勉強していたのかもしれない(?)いやこれは他力本願だった。本書の意図からズレている。

 最初は今の不景気に至るまで、バブルの頃から歴史をおさらいしているので、経済に詳しくなれ、ということかと勘違いもする。でも、日本が他国(アメリカ)の言いなりにならなければ、もっと自分たちのやり方に自信を持って突き進んでいれば、今の日本じゃなかったかもしれない。もっと「考えていれば」・・・。アメリカはその点、戦略的に動いてきている。よく作戦を練って、仕掛けている。日本もよく練って動いたけれど、それは資源が無くて生き残るためには技術力を磨いて、その腕で生きてきた職人的な存在で、アメリカは物は作らない(最初の型は作るけれど)けど、そこから利益を生む方法はよく考える、などなど、タイトルの意図に辿りつくまで周辺を回っているように見えるけれど・・・。「書かれていないことを考える」、これまでの本の読み方も振り返りたくなる一言だ。
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
異色の経済本 2009/10/18
By avalon トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
「本を読む」というタイトルから、読書の楽しさを説いた本だと思って買いました。
でも内容は違っていました。何と「大不況」に力点が置かれた経済の本でした。
なぜ、日本は不況に陥ったのか、リーマンショックは何故起こったのか、世界不況の
今後はどうなるのか、などが独自の視点でかかれています。

今何か起こっていて、今後どうなるのか、について様々な経済書が書かれています。
2010年頃には回復するだろうみたいな意見が多いけど、ほんとかなぁ。と感じて
いました。今回の不況は何だが様子が違う。何か大きな変化が起こっている様な気が
します。そういったことを考えるのに非常に役立つ本だと感じました。
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行間によって書かれた1冊
本書を読み終わった後に思ったこと、もう1度読み返そう!... 続きを読む
投稿日: 24日前 投稿者: 中里直史
読書論だと思ったら、内容は全く違いました
橋本治の熱心な読者ではないけど、題名につられて、読書論だと思って読んでみたけど、内容はほとんど経済論。面白いことは面白かったけど、肝心の「読書」については、ちょっ... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: hamachobi
政治家に読んでもらいたいなぁ。
今、自由貿易、農業の後継者問題、そして、TPPへの参加などの
議論が交わされている。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: ロダコ
タイトルにつられて買ってみたものの
タイトルを見て、「お、これは不況の時こそ、慌てず騒がず、心静かに読書に勤(いそ)しみなさい」という、... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: ご意見番長
題名で衝動買いするべからず
目的地まで向かう道すがらの書店の店頭でこの本を見つけました。... 続きを読む
投稿日: 2009/11/12 投稿者: 読太郎
もう「金」で済ます横着は許されない。
1994年に出版された『浮上せよと活字は言う』

浮上せよと活字は言う (平凡社ライブラリー)... 続きを読む
投稿日: 2009/9/5 投稿者: マストロヤンニ
本は何のために読むのかということだ
橋本氏は、何のために本を読むかと問えば、「人のあり方」を考える、この先の読めない時代において「どうやって生きていくか?」を考えることが必要である。産業革命以来の世... 続きを読む
投稿日: 2009/8/15 投稿者: yukimaru
一体この人はなにを語ろうとしているのか?
 P. 続きを読む
投稿日: 2009/7/8 投稿者: acrskym
単なる教養主義ではない
タイトルがまた、店の新書コーナーを物色する人の心をくすぐる。『大不況には本を読む』。... 続きを読む
投稿日: 2009/7/7 投稿者: 倒錯委員長
可能性は「本」にしかない!
タイトルだけで☆3つ。... 続きを読む
投稿日: 2009/6/26 投稿者: 野火止林太郎
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