特に今後の製造業のあり方に関して関心を持って読みました。
大量生産、大量消費を前提とした製造業のあり方は終焉した。
これからは、製造業はサービス業化していく・・・・というが、
これはどういう意味なのか、いまひとつイメージがつかめませんでした。
先進国におけるモノ離れ、多品種少量生産、そして日本回帰、江戸時代回帰
というキーワードが登場。
しかし、「江戸時代回帰」に関しては、政治や国の制度・仕組みに関することに触れるのみ。
製造業に関して「江戸時代回帰」をあてはめて、鎖国と保護貿易、
大量生産を可能にしてきた近代産業と工場制手工業について比較したりしながら
今後の日本の製造業・モノつくりのあり方に関する
著者の見解を展開して欲しかったと思ってしまいました。(勝手な期待ですが)
流石にちゃんとした経済学者なので、橋本治のように
「機械を捨てて、工場制手工業にしちゃえば!!」といった発言はできないの
かもしれませんが・・・・・
二十世紀〈上〉 (ちくま文庫)