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「記者席では応援はできないし、三階席では遠すぎる、私には二階席がちょうどよい」という芝山氏が、2003、2004年に発表した随筆を重点的に収録している。
アメリカ野球への深い愛情と該博な知識に満ちた筆は健在。ときに厳しく、ときに温かい視線は本書の幅をより広いものとしている。
各編いずれも興味の尽きない作品ばかり。その中でも、『フィールド・オブ・ドリームス』の著者で芝山氏の旧友でもあるウィリアム・キンセラと観戦したセーフコ・フィールドでの一戦は、「二階席」の魅力をあますところなく伝えている。
これを読めば二階席に座りたくなる。まさにそのような魅力をたたえた一冊だ。
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