主題となっている方程式については、付録で説明があるものの、それ自体は理系の人でないと理解不能なものです。
本書の根幹である数式が理解できない人には、本章の大半を占める、その数式がどれだけ理にかなっているかの説明は読んだところで、あまり意味がないものになるでしょう。
ブログのエントリー数で口コミの広がりをはかることはみんながすでにしていることなので、プラスαの要素がほしかったのですが、その部分が、この数式です。
わかる人だけわかればいいですといっている本書は、(実際には最後尾付録の冒頭に「数式を苦にしない読者で、本書で説明しているヒット現象の数理モデルとはどのようなものか気になる人には、十分に納得いただけるように、本書の各章で用いている数理モデルの式の導入とマーケティングサイエンスの理論との関係を説明する。」とあります。)読者になんのメリットをもたらすのでしょう?
せめてその数式を自動計算でマーケティングプランに応用できるソフトをネットにアップして、ここでシミュレーションができますくらいのことをやってくれたら、2000円の本である存在意義がでると思います。
ディスカバーのシリーズは旬なキーワードで関心をひくものの、中身は凡庸ということは経験から知っていたのに・・。