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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
上質な音楽ミステリー,
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レビュー対象商品: 大いなる聴衆 (創元推理文庫) (文庫)
ピアニストの婚約者が誘拐された。犯人からの要求は、「ハンマークラヴィーアを完璧に演奏して見せろ」。犯人の意図は何なのか?書き込まれたディテールがクラシック音楽ファンにはたまらなくスリリングな作品です。また、著者自身が東京芸大中退ということで、屈折した音楽エリートあるいは挫折した元「神童」の心理描写はなかなかのリアリティです。 著者の近作の不倫ネタ、恋愛ネタのベタついた感じにちょっと辟易していたのですが、この作品はとてもクール。お薦めです。
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
タイトルの意味が…,
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レビュー対象商品: 大いなる聴衆 (新潮ミステリー倶楽部) (単行本)
何気なく手に取り,買ってしまった1冊.ロンドンと札幌を主な舞台に,切り替えのテンポがよく,飽きさせない。むしろ,読者をぐいぐい引き込んでゆく。よくわからない音楽用語も小説全体のムードを盛り上げているように思える。音楽で生きている人々(いろいろな形で)の世界が描かれていて興味を持てました。そして終盤,この本のタイトルの意味が,そして犯罪の動機が明らかになる。面白い本でした。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
(ミステリ+音楽小説+ハーレクイン・ロマンス)÷3,
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レビュー対象商品: 大いなる聴衆 (創元推理文庫) (文庫)
(あらすじ)ピアニスト安積界の婚約者が誘拐された。犯人の要求は、札幌音楽祭で演目にない「ベートーベン・ピアノ・ソナタ第29番/ハンマー・クラヴィーア」を完璧に演奏すること。札幌とロンドンで、界にゆかりのある人物がそれぞれに事件の調査を進めるが…。(感想)登場人物に魅力がないわけではないのですが、出てくる人物が例外なく別の人物から心中で辛辣にこきおろされているので、読んでいてけっこう疲れました。誰に感情移入して読めばよいのかわからない点はマイナスと感じます。 ミステリとしての出来も、もうひとつと言えます。プロローグの情報と、中盤までの登場人物の経歴を見ていけば、犯人のうちの一人と動機はあっさりわかってしまいます。 小説の中核となるアイディアは非常に秀逸で面白く、音楽に造詣の深い経歴をお持ちの永井するみさんならでは、と感じるのですが、それを膨らませた小説そのものの出来としては、ひねり不足・練りこみ不足な感は否めないところです。 (ミステリ+音楽小説+ハーレクイン・ロマンス)÷3として考えればよいのかもしれませんが、このあらすじとページ数と値段から、勝手に重厚な中身を想像して購入した私のような者からすれば、若干肩透かしを食らった思いです。
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