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大いなる幻影 [DVD]
 
 

大いなる幻影 [DVD]

武田真治, 唯野未歩子, 黒沢清 DVD
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
参考価格: ¥ 3,990
価格: ¥ 3,560 通常配送無料 詳細
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登録情報

  • 出演: 武田真治, 唯野未歩子, 安井豊, 松本正道
  • 監督: 黒沢清
  • 形式: Color, Dolby, Letterboxed
  • 言語 日本語
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: ブロードウェイ
  • DVD発売日: 2003/07/25
  • 時間: 95 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B00009WL0Y
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 56,288位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

『アカルイミライ』などの個性的な作品が特徴の黒沢清監督が描く未来的ラブロマンス。恋人同士のハルとミチは出会った頃のときめきは失っていたが、落ち着いた幸せを手に入れていた。しかしそんな彼らに世間の不安定な情勢が重く圧し掛かってくる。

内容(「Oricon」データベースより)

「アカルイミライ」の黒澤清監督が近未来のラブストーリーを描いた作品。武田真治主演作。

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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
素敵素敵 2007/2/15
映画ってここまでできるんだ
ただただ 見惚れるしかない90分でした。
この映画は、映画のための映画ではなく、芸術表現のためにある映画です。

一般公開する映画製作において商業性と芸術性のバランスというのはスタッフの頭を悩ますものだと思いますが、本作は映像専門学校の実習の一環として行われたということもあり、シナリオよりも現場での雰囲気による、おもいきった直感的な演出が中心となっています。

全体を通して一歩引いたカメラワーク、極力減らされた台詞、皆無と言っていいBGM、物足りなさはあなたたちが創造で補いなさい、といわんばかりです。

しかし理解を観客に丸投げしているわけではなく、あくまでストーリーは主人公二人の愛を中心に進み、とてもわかりやすい。

物語性が皆無の映画はつまらないですし、かといって表現だけがすべての映画もつまらない、そのバランス感覚がこの監督のすばらしさなのかなと思いました。

99年公開時点での未来、2005年を描いた作品だという事をお忘れなく。
このレビューは参考になりましたか?
どんなに鈍感な人でもキューブリックの近未来を舞台にした映画である時計じかけのオレンジを思い出しちゃう暴力シーンが印象的な黒沢清の大いなる幻影は愛の映画を目指して制作されたと作者本人が発言しているので嘘ぢゃないんでしょうが大都会の片隅で放っておけば消えてなくなる彼氏と地図上から既に消えてしまった日本列島をこの世に留める為に如何にして楔を打ち込むか獅子奮迅の活躍で自らの命をかけて闘争する女性の物語であるとレビューしちゃうと見当外れも甚だしいと糾弾されそうなので今回は止めておくが唐突に浜辺に漂着する骸骨にこれはもうメキシコから流れてきたんだと思い込み人夫出しの車輌のような乗り合いバスの疾走シーンにトリュフォーの焚書消防車を見た記憶が蘇り最後はやっぱりキューブリックの現金に身体を張れのファーストシーンが出てきたかと思えばキューブリックをまるで笑い飛ばすような展開に驚く間もなくアルカトラズからの脱出でイーストウッドが素早く自分のベッドに戻ったようなスピードで武田真治が彼女の体温に応えて既にこの世に戻っていたという確かな手順の物語にああ良かった無事終了のハッピーエンドを確認でき大いに満足しちゃいました。特典映像として黒沢清監督へのロングインタビューがついてます。大いなる幻影に対する細かな解説やインタビュー当時に完成した最新作であるドッペルゲンガーについても興味深い話をされてます。20世紀末に透明な存在であると自らを評した人物が日本社会を震撼させる凶悪な事件を犯しました。人物の透明化現象はあくまでも画面効果に対する興味によるものであると作者本人が説明してましたが…透明な存在…世紀末の日本にネガティブに流布されたキーワードであったと記憶してます。対抗できるキーワードは愛なのかもしれませんね
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9 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
黒沢清の描く近未来は現実にすごく肉薄している。

数多くある映画の中の近未来は実際に映画世界としては成立しているが、現実に即して考えてみるとそれは逸脱し暴走した妄想のように感じることが多い。そうした意味で多くのSF映画ではドラマが成立しにくく、主人公に与えられた命題の問題解決に多くの時間が費やされているように思う。

一見本作を見ると全く物語が成立して内容に見える。なぜなら起承転結もない淡々とした主人公を取りまく生活がロングショットを多用した画面に押し込められているからだ。

しかし実際21世紀を迎えた我々の生活を振り返ってみた場合、劇的に生活は変化しているだろうか?現在の我々の生活に内包しているのは実際には閉塞感やどうしようもない不安感ではないか?映画の中で海に流れ着く骸骨は遠くの国で今も続いている戦争を表しているようにも受取ることが出来る。

劇的な変化やアカルイミライなんて存在しない。
これこそが黒沢清が提示した未来の物語であり、他に類を見ないSFなのである。

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