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夢幻巡礼 (講談社文庫)
 
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夢幻巡礼 (講談社文庫) [文庫]

西澤 保彦
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

快楽殺人鬼の目標は能解警部を「壊す」!
人を殺すことが、こんなにも、おもしろいとは思ってもみなかった。能解(のけ)警部の部下・奈蔵渉(なぐらしょう)は警察官でありながら、連続殺人鬼。自己の狂気を冷徹に見つめながら犯行を続ける奈蔵の、究極の目標は誰なのか? 複雑巧緻なトリックをちりばめた驚愕のサイコミステリ。大人気の「神麻嗣子(かんおみつぎこ)シリーズ」番外編。

内容(「BOOK」データベースより)

人を殺すことが、こんなにも、おもしろいとは思ってもみなかった―。能解警部の部下・奈蔵渉は警察官でありながら、連続殺人鬼。自己の狂気を冷徹に見つめながら犯行を続ける奈蔵の、究極の目標は誰なのか?複雑巧緻なトリックをちりばめた驚愕のサイコミステリ。大人気の「神麻嗣子シリーズ」番外編。

登録情報

  • 文庫: 608ページ
  • 出版社: 講談社 (2004/10/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062749084
  • ISBN-13: 978-4062749084
  • 発売日: 2004/10/15
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 81,844位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
サイコキラー 2007/6/29
By 志村真幸 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 1999年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。
 神麻嗣子シリーズの番外編。シリーズの作品を何編か読んでからの方が楽しめるだろう。
 警官でありながら大量殺人鬼という主人公の一人称で進む特異な物語。しかし、けっしてグロテスクでもなければ、不快な本でもない。むしろ主人公に格好良さを感じてしまうような作品であった。サイコキラーものとしては上々の一冊だろう。
 ミステリとしても秀逸。特にミスディレクションの使い方が上手い。すっかりだまされてしまった。そして驚愕の結末には、「なるほど」と手を叩いてしまう。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 紫陽花 VINE™ メンバー
形式:文庫
「神麻嗣子」シリーズの一作だが異色編。能解さんの部下、奈蔵渉が連続殺人を犯すという話でSF風設定もあるが本筋ではない。「パズラー」を思わせるダークな殺人も描かれるが、これも本筋ではない。

本編は将来の予告編として書かれているのである。私の予想では、能解さんと保科が結婚して嗣子を産むのだが、その時に降りかかる災厄を予告しているのである。対決の時は、保科の元妻聡子も力を発揮すると思うが、その一大決戦の時が今から楽しみである。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By トップ500レビュアー
形式:文庫
能解警部の部下・奈蔵渉は、警察官でありながら、連続
殺人鬼で、能解を「壊す」ことを、人生の目的にしている。

そんな奈蔵は十年前、恋人の家が所有する別荘で、
自分が手を下していない猟奇殺人に遭遇していた。

当時、その別荘に居たのは、奈蔵と恋人の沓水さやか、さやかの義弟の沓水流、
そして、奈蔵の義理の姉妹となるはずだった、柊元奈緒美と柊元由美の計5人。

そのうち、さやかと奈緒美は何者かによって惨殺され、流は「自分が突然、
消えたとしても、十年後には戻る」という謎めいた言葉を残し失踪していた。

十年後の現在、流は予言通り、別荘に現れるのだが……。

全編に渡って、奈蔵によるトラウマ語りや他者の心理分析が展開されている本作。

しかし、そうした、内省的な快楽殺人鬼である奈蔵を語り手にしていること
自体が、作者のほどこした、強烈無比なミスディレクションとなっています。

本作の人間関係は、複雑に入り組み、錯綜しているため、事件の様相もいっそう、
不可解に感じられるのですが、真相は驚くほどシンプルかつエレガントなのです。

全ての謎は、本作のテーマである「母子癒着」、そして超能力
「時間跳躍」という二つの言葉に、収束していくことになります。
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