メリーの夢魔としての立場が判明し、一歩前進するも、最後にはまた一波乱ありそうな終わり方だった前巻。
その前巻の流れを受けて、序盤から目の離せない展開が続く6巻です。
今まで直接は夢魔に関わりを持たなかった、勇魚を始めとする学校の面々ですが、この巻ではこれまでよりも接触が大きくなります。
その分、物語に厚みが増したように思います。
勇魚が最も多く登場する巻となっていて、勇魚の考えについてよく分かる展開でもあります。
夢路の昔のケガと同じ箇所にあるメリーの古傷や、勇魚が昔メリーに会った気がすると以前から言っていた事の謎も、今後少しずつ答えが見えてきそうです。
さて、作画が魅力的なのはいつもの事ですが、この巻は5巻までよりも、コマ割が見易く感じます。
本作の持ち前のスピード感の良さは、裏を返せばコマとコマの間で場面の移り変わりが早くて、若干状況を掴みにくくさせる要因でありました。
しかし、今回は、勢いの欲しい所ではきちんと爽快感のある描写で、しっかりと読みたい場面ではゆっくり丁寧な描かれ方で表現されており、これまでよりも見易いです。
非常に魅力的な作品になってきていると思います。