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夢判断 上 (新潮文庫 フ 7-1)
 
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夢判断 上 (新潮文庫 フ 7-1) [文庫]

フロイト , Sigmund Freud , 高橋 義孝
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

精神医学者としてヒステリーの治療に携わり、精神分析の方法を確立、精神の深層の無意識界に光をあて、人間心理の源をさぐったフロイトの学説は、ひろく人文科学の諸領域、特に二十世紀文学に多大な影響を及ぼした。本書は、日常生活において無意識に抑圧されている欲求と“夢”との関係を分析、実例を詳査してその解釈により、人間心理を解きあかそうとする名著である。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

フロイト
1856~1939。モラビアのフライベルク(現チェコ)生れ。貧しいユダヤ羊毛商人の子。ウィーン大学卒業後、病院勤務、大学講師を経て、ウィーンで開業医となる。人間の心の大部分は無意識の領域であることを発見、従来の催眠治療にかわる、自由連想法による治療技術としての精神分析を確立。その理論は社会的に反発も多かったが、徐々に浸透、20世紀前半の思想界、文学等に与えた影響は測り知れない。ナチスを逃れ亡命先のロンドンで病死

高橋 義孝
1913~1995。東京生れ。東大独文科卒。九大、名大等で教鞭をとる。翻訳の他、評論、随筆でも高い評価を得た。『森鴎外』(読売文学賞)等著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 530ページ
  • 出版社: 新潮社 (1969/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4102038035
  • ISBN-13: 978-4102038031
  • 発売日: 1969/11
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
原題・邦題共にハウツーもののような題名だが、夢に関するそれ以前の学問的文献を検討する長大な序章から始まる本書はれっきとした学術書である。
後半の章の込み入った内容を考えると、これが新潮文庫になってるのは不思議なくらい。フロイトの夢理論の概略が知りたい方は「精神分析入門」の第二部を読まれた方がいい。

一般人を対象とした「入門」が明快な叙述なのに比して、こちらは複雑な思索の過程がそのまま現れたようなフロイトならでは難渋な叙述にぶち当たることが多い。構成も章分け自体は妥当で明快だが、章内の展開は同じ議論を何度も繰り返したり著者のねちっこい性格がもろに出ている。夢分析の執拗さに関しては言うまでもない。
某専門家が「これはフロイトの最も重要な著作だから何度も何度も繰り返して読まなければならない」と言ってたように本書は一度読んだだけで細部までスッキリわかるというような本ではない。

また翻訳の定本となったのは1900年に書かれたものではなく、第八版なので、理論を補強するためにその後の資料が相当の分量追加されている。これはこの本が当時の論敵を意識した論争的書物な書物だったためだが、これも通読を困難にする一因といえる。

高橋氏は尊敬する文学者で特にゲーテの翻訳には随分お世話になってきましたが、この本の場合、非常に格調高い優れた面がありながら、正直後半になると意味を取りにくい文章も目立ちます。
今回20年ぶりに再読してみたのですが、私はこの翻訳しか読んでいないので、他の訳がどうなっているかわかりません。

フロイトの夢理論は、基本的には、彼の神経症の診療・研究にヒントを得たもので、「夢の退行」の様に少々無理な類推・一般化も少なくありません。
また今回読み直して改めて気づいたことですが、「願望が夢を作る」というコンセプトを提出した上で、フロイトが非常にこだわりをみせたのは、「なぜ観念が映像・演劇の形式をとるのか」という事らしく、その問題への執拗な追求が本書でも頻繁にみられます。(それが成功しているかどうかはともかくとして)
にもかかわらず、この書には壮年期のフロイトの知的エネルギーのすべてが注ぎ込まれた感があり、自身の夢を分析するに際して自分のプライベートもなにもかもすべて公開する様はまさに敬意に値するんですね。

インターネットの時代になって情報が手軽に手に入るようになり、それを追うことで忙しくなって、正直古典の大著など読んでいる時間がなくなってきましたが、それでも多くの時間を費やすべき数少ない古典があり、本書はその一冊でしょう。文庫とはいえ800ページあるので今回の再読には一週間以上かかりましたが、充実した時間をすごせました。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ジグムント・フロイトが1900年に著した本です。
彼は、自由連想法や夢の分析により、患者の抑圧された無意識の欲求が、夢や錯誤行為となって表れてくることを経験的に導き出しました。
原題は「Traum-deutung」で「夢の読み方」だそうです。
夢の中に出てくるもののイメージそのものよりも、出てきたもののことばの「音の響き」の連想で解釈を進めていっています。
けれど、遠まわしな表現が多くてちょっと分り難かったかな。
おそらく読み手に極力誤解を与えないような言語表現を選んでいった結果だと思うのですが。
逆に分り難くなってるよ、、、。
訳者の高橋先生の苦労の跡が見て取れます。
自分の理論を読み手が分っている事を前提に話が展開していくので、本の内容をよく消化出来ていないと、何回も前に戻って確認したりしてしまいます。
なので、わたしは時間がかかってしまいました。
ん?わたしがアホなだけでしょうか( ̄△ ̄;)

上のような理由で「分かり難さ」はあるので、一番最初に読むよりも、同じフロイトさんの「夢と夢解釈」を読んでみてから読まれることをお薦めしたいと思います。
でも、読み応えがあって面白い本でした。
次は''「下」の方を読んでみます。
このレビューは参考になりましたか?
35 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
高1のとき、若々しくて、美しい教育実習生が保健の授業を行った。そのとき教わった内容は、フロイト派の発達心理学であった。彼女は、少し戸惑いながらも、真剣に言葉を黒板に書き込んでいった。「本気ですか?」と思いたくなるような言葉ばかりだった。

同様に、「夢判断」も、高1の無知な学生には、信じがたいような内容だった。一応、論理は理解でき、その夢のシンボルの解釈を考え出すことなど、簡単に出来るようになった。しかし、内容が理解できるということと、それを信じることは、全く別の問題だった。ほとんど最後までフロイトの論理を嘘だと思っていた。こんな馬鹿な話は、ありうる訳がないと、思っていたのだ。

しかし、この著作の中心命題が、そのような性的な問題を説明することではなく、無意識の発見であることに、やがて気付かされることになる。無意識の中に抑圧された欲望を自覚し、自分自身のものとして把握すれば、神経症が治療されるという、無意識の意識化こそ、重要なのだということを、この著作は示している。

その知識は、その後、次第に、重要な思考方法となってくるだろう。無意識の発見は、20世紀最大の発見の一つと言われているからである。

翻訳がやや古くて、硬いかもしれないが、一読をお勧めしたい。

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最近のカスタマーレビュー
難しいです。
心理を学ぶからには,この本は読んでおこうと思って購入しました。
文章は難解です。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: なるちゅる
フロイト夢判断のテクスト性について
... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: イッパツマン
100年以上前にこのような議論がされていたとは驚きです。
 外国為替先物をトレードしています。... 続きを読む
投稿日: 2010/2/5 投稿者: ササ
個々に対応していない
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投稿日: 2009/1/18 投稿者: 黒蝶★
この書物こそフロイト入門
「夢判断」はフロイトによる自己分析の書でもあります。もちろん、読者は「夢は願望充足である」というキーワードをめぐる理論的展開について知るのですが、随所に盛り込まれ... 続きを読む
投稿日: 2006/12/3 投稿者: TNT for brain
ある意味科学への分岐点であるフロイト
個人的に関心を引く箇所は多々あったものの、ところどころが難解。上巻では主に「夢とは何ぞや」をテーマに展開していると思う。たしか前意識は出てこなかったと思うが、夢は... 続きを読む
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知は力である!?
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投稿日: 2002/10/3 投稿者: 石ケ守諭邦
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