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夢を食いつづけた男―おやじ徹誠一代記 (朝日文庫 う 3-2)
 
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夢を食いつづけた男―おやじ徹誠一代記 (朝日文庫 う 3-2) [文庫]

植木 等
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 630 通常配送無料 詳細
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夢を食いつづけた男―おやじ徹誠一代記 (朝日文庫 う 3-2) + 植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない!」 (小学館文庫)
合計価格: ¥ 1,230

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登録情報

  • 文庫: 265ページ
  • 出版社: 朝日新聞出版 (1987/02)
  • ISBN-10: 4022644028
  • ISBN-13: 978-4022644022
  • 発売日: 1987/02
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 街道を行く #1殿堂 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
植木さんのお父さんの一代記です。植木さんがお父さんのことがとても好きだったんだなぁ、ということが最も印象に残りました。そして、そのお父さんが、ちょっと信じがたいような波乱万丈の人です。太平洋戦争の前後で、キリスト教の洗礼を受け、社会主義労働運動や部落解放運動に参加します。参加という雰囲気ではなく、事件を繰り広げてゆく感じです。何度も投獄されます。お父さんは、徹底したヒューマニストというか慈愛に満ちたような方だったようです。そのお父さんは若い頃、義太夫をしていた時期があり、芸能界というものにも憧れを持っていたようです。その夢を植木さんがかなえたのでしょう。父親に祖父の話をしてもらっているような懐かしさを覚えました。植木さん自身の物語ではありませんので、そこはご注意下さい。大正・昭和の風俗や水平社等に関心のある方に向いていると思います。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By shiibo
形式:文庫
おやじの人格と人生は、「支離滅裂」と前口上で評しています。

それ故に植木等の父は波瀾万丈の人生なのでしょう。

丹念に取材されていて、明治から昭和の民衆の姿が述べられています。

皆さん、自分の父親の子供時代を知っているでしょうか。

私はあまり知りません。「父は息子に理解されたいと願い、息子は父を

理解したいと望んでいる。だが、この二人が、しんみりと人の世の万般に

ついて語りあうことなどということは、まず無い。たいていは「おい」とか

「うん」としか言わないうちに父子、死に別れる。」(前口上より)

この本を読んで父に聞いてみたくなりました。

本棚で「熟成」していた文庫本ですが、著者の死亡記事をみて、読み出しました。

クレイジーキャッツやシャボン玉ホリデーの話はほとんどありませんが、

おやじの話とともに、植木等自身の生い立ちも生き生きとしています。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
この本は予想に反して私には難しい本であった。不思議な本であった。
しかし、やっと分かったような気がした。植木等がこの本を書いて見つけた出した答は何であったか、という事を。

植木等は父親の生き方を「支離滅裂」と表現した。私はある日この言葉を「人間とは支離滅裂な存在なのだ」と読みかえられる事に気が付いた。しかし、そう読みかえられるようになるまで十年近くかかった。何故こんな事に気が付かなかったのだろう。目から鱗が落ちたような気がした。

人間は多面的な存在なのだ。表面的にはこうだけれども実はこう、というような人間観が世の中には満ち溢れている。しかし違うのだ。二面性などと言うもんじゃない。もっと複雑な多面的な存在、矛盾する沢山の要素で構成された存在なのだ。植木等はそれを「支離滅裂」と、たった一言で表現した。人間とは支離滅裂な存在である。しかしその中には大概一本の強い筋が通っているものだ。そのことをこの本は訴えているような気がしてならない。

父親の生涯を綴るという形をとりながら、深い真理に触れさせてくれるような、なんとも不思議な本である。
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