まさか、iphoneの本で感動するとは思ってもみなかった。
正直、iphoneの存在は、ずっと気になっていた。
仲間が集まると、みんなiphoneを出して、指先でスクロールし始める。
そして、楽しそうにiphoneの話をし始める。
うらやましいなぁと思っていたのだが
私は人と同じことをするのが好きではないので
このままずーっと買わないでおこうかと意地を張っていた。
ドコモの端末と2台持ち歩くのも面倒だし、と。
でも電車でこの本を読んだあと、改札を出た私は
気がついたらソフトバンクショップの中にいた。
デジタル機器の本といえばたいてい男性が著者で
最先端技術の話、メカニカルな話、機能の話がメインだという
イメージがある。
なので、この本に技術的な話やマニュアル的な内容を求めて
購入した人はとまどうかもしれない。
なぜなら「夢をかなえるiphone」は
内藤さんが、一人の女性・主婦・子育てママの目線で
iphoneの楽しさやiphoneを持つことで広がる可能性について
語っている本だからだ。
だからビジネスユースで、iphoneに関連する最新機能を
ガシガシ使い倒したい方は、他の本を買った方がいいかも知れない。
しかしこの本は、iphoneとの出逢いが提供してくれる
素晴らしい世界を知るのには、充分な魅力にあふれている。
そればかりではない。iphoneを暮らしの一部として取り入れたことで
大きく世界が変わった人たちの具体的な事例が採り上げられており
ワクワク感に満ちあふれている。
私はITバブルの頃、携帯コンテンツビジネスに携わっていた。
新しい時代の到来を感じ、毎日が大変刺激的であった。
しかしこの本を読んで、その時の何十倍もの可能性と広がりを感じた。
iphoneがビジネスマンだけでなく、どちらかというとメカの苦手な
主婦層にも受け入れられ、社会とつながるインターフェイスになっている。
私には子供がいないので、お子さんをお持ちの方が
どんな風にネットやデジタル機器を使っているのか
あまり想像したことがなかった。
だがこの本を読むことで、iphoneが
子育てに追われて自分の時間がなかなかとれず
ストレスを感じている方の救世主的な役割を果たすことを知り
大きな感銘を受けた。
ブログやSNSというソーシャルメディアが浸透し
一般人が著者になったり有名人になったりすることが
当たり前に起こる時代である。
そしてiphoneがその可能性をさらに爆発的に
拡大してくれる。そんな風に感じた一冊であった。
ちなみにこの本を読むと、以下のようなことを
知ることができる。
1)普通のケータイと何が一体違うのか
2)日常的に使えるアプリにはどんなものがあるのか
3)アプリを作ってお小遣いを稼ぐにはどうればいいのか
4)iphoneのカメラ機能の魅力と活用法
5)iphoneがあると、ツイッターやUstreamをどう楽しめるのか
6)主婦の方にとってiphoneが魅力的な理由
7)iphoneで電子書籍を楽しむ方法
そして何より、この本は内藤さんという一人の女性が
iphoneのある日常をとことん楽しんでいることが伝わってくる。
一匹狼で、人と同じことをするのがキライな私に
「私も仲間に入れてよ〜。」「やっぱ使わないと損だなぁ。」
と思わせる、そんな魅力があった。
iphoneは2,3週間後の入荷らしいが
今から届くのが待ち遠しい。