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舞台は政治的混迷の続くカンボジア。現地の諺「あまりにも長い間影を見ている人間は影そのものになってしまう」のように、この話はカンボジアの影の世界で生きようとした男たちの話だ。
私的な事情でその地を訪れた自衛隊員とかつての友人。そして、その友人に魅せられた現地の人々のおりなすドラマ。
それぞれが生きることに意味を見出そうとしている男達は読んでいて実にカッコイイ! 話の展開がスピーディーで、かなりの分量にも関わらず一気に読んでしまった。
お手軽な話ではなく、実に壮大な雰囲気を醸し出すこの作品は、実に小説ならではのエンターテインメントだと思う。
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