内容紹介
第一章 リリエンタールの夢
ライト兄弟が飛行機の開発を始めるきっかけの一つとなったのがリリエンタールの墜死事故である。
ドイツ・ベルリン近郊にてグライダーで滑空テストを繰り返しこの分野での第一人者であったオットー・リリエンタールの墜死記事は兄弟の琴線を刺激することになった。
同時に兄弟が持った一つの疑問が、兄弟を飛行機開発へと向かわせることになった。
第二章 スミソニアン協会への手紙
その疑問を解消する答えはすぐには得られなかったが、鳥の飛び方を観察し続けた結果、鳥がどのように方向を変えているのか、その方法に気がついた。
答えを得た兄弟は飛行機開発を本格的に始めることを決心し、航空界の情報センターでもあるスミソニアン協会に問い合わせを行った。
しかし意外なことに鳥の方向を変える方法が飛行技術にはまだ利用されていないことを確認することになる。兄弟は自力でその具現化の方法を考え始める。
第三章 凧の試作と一九〇〇年グライダー
そして鳥が方向を変える方法を飛行機に利用する手段を具体的に考えついた兄弟は、凧を作ってテストする。その結果、期待通りの動きが確認できた。
そしてこの方法に基づいて、自分たちが乗ることのできるグライダーを製作し実際に飛んでみることを決心する。
第四章 キティホークでの初飛行
初めて製作したグライダーのテスト飛行をする場所として、大西洋に面するノースカロライナ州キティホークを選んだ。そこはテスト飛行するのに都合の良い海風がいつも吹いており、着陸するのに都合の良い平らな砂地の続く民家のない安全な場所であった。
しかし飛ばしてみると想定した揚力がでずに満足した飛行をすることができない。揚力不足という課題を持って初めてのキャンプを終えてデイトンへの家路につく。
第五章 一九〇一年のグライダー
第六章風洞実験
第七章 一九〇二年のグライダー
試作三機目でついに飛行機能を備えたグライダーが完成する。
第八章フライヤー一号の製作
グライダーが完成すれば、あとは単にエンジンとプロペラを付ければそれですぐに飛行機が出来上がるものと兄弟は簡単に考えていた。
第九章 エアロドローム号の挑戦
ライト兄弟が飛行機の製作に取り組んでいる時、同じように初飛行を目指している人物がいた。スミソニアン協会の会長であるサミュエル・ラングレーである。その飛行機の名前はグレートエアロドーム号といい、すでに無人の模型機ではエンジン搭載の飛行に成功していた。
第十章 人類初の動力飛行の成功
ライト兄弟は同時進行でラングレー会長が飛行機を飛ばそうとしていることを知らずに、キティホークを訪れた。
第十一章 それから
著者について