本書は「紙に書きさえすれば夢が叶う魔法」の本ではありません。夢をペンで紙に書き起こすことによって無意識から自分の目的を具体化し、行動を方向付けるマニュアルです。
私が本書に注目したのは、本書と「うつの認知療法」との共通性を感じたからです。うつの認知療法もまた、心を書き出すことによって無意識のネガティヴ思考を具体化し、意識の方向を変えていくものです。実際、本書の5章と6章は不安を引き離してゆきづまりを解決する方法について解説されています。
パソコンに入力するのではなく「手で書く」ということも、脳を活性化させるキーなのかもしれません。人間の脳が本来持っている力を、本書を頼りにペンと紙で試してみようと思います。