篠原先生には、古代ロマンがハマりますね。
(作画が、昭和チックなので、現代物は少し無理がある印象を受けるから)
そして、丹念に下調べした史実や、時代の衣装、調度品、習慣などで、
無理なく自然に読者を引き込む世界観づくりは、さすがのベテランで見事です。
「天河〜」の感動をふたたび!なんて思いながら読み始めた私ですが、
2巻まで読んでみて、印象が少しずつ変わってきました。
「天然的に性格も頭脳も良かったユーリ」とは違って、今回は「努力して成長していく女」です。
史実と同じく、今後はどんどん「したたかな女」に育っていくのでしょうか。
「生き残る」ためには、それしか方法がなかった時代を描いていくのでしょうね。
1巻では素敵でカッコよく感じたイブラヒムでしたが、2巻ではすでに
ヒュッレムが「やり手度」で、イブラヒムを追い越した印象です。
これから先に、スレイマンとの三角関係のドロドロ展開もありそうなんですが、
イブラヒムが、ヒュッレムを追いかけるヘタレ男にならなきゃいいけれど…。
おおまかには歴史に忠実に話を進めつつ、篠原先生の独自の解釈もどんな風に
入れて描かれるのか、今後の展開に期待大です。
イブラヒム死亡の裏事情を、どんな理由にされるのか楽しみです。
壮大な長編だった「天河〜」は、連載が終了してから知ったので、
一気に読めましたが、この作品は現在進行形で追いかけているので、
篠原先生と自分の年齢を考えると、できたら15巻くらいで完結して欲しいかな…。