初めて三宅伸治という名前を知ったのは、たしか「忌野旅日記」という本でした。忌野画伯が自分の友人をイラスト付きで紹介する爆笑本で、この中で三宅さんは「顔と胴がながくて、ふにゃーとしている」とか今読むと随分なことをたくさん書かれてしまっています(笑)その後、MOJO CLUBをテレビでみた時は「なーんだ、どんなにヒドイのかと思ったら普通にカッコイイじゃない?」と思いましたが。その後、某覆面バンドでトッピなギターを弾いたり、清志郎のRC以降の活動を支えた最重要人物である彼が、清志郎と共につくった名曲の数々を(一部、珍曲もあり)ひとりライブで歌った!となれば聴かないわけにはいきません。もちろん新曲も満載で全50曲で六千円以下ならお買い得です!清志郎も晩年は「バンマス」と三宅伸治を呼んで信頼していましたが、それにしてもこのCDで聴けるそのライブの歌声には師匠が乗り移っている瞬間を感じてしまうほど鳥肌がたちました。彼が「ボス、今年も有難うございました。俺は来年もきっと言うよ、ずーっと言うよ!」とMCののち「君を信じてる」を切々と歌う時、きっと誰もが心の中で同じことを言うのではないか?と思います。「もう一発いくかーい?やりたいぜ〜!」のMCのあとに鳴り響く「JUMP」のイントロで爆発する感情、そして「BABY何もかも」で聴かれる爆発的なシャウト、言葉では言えない素晴らしさです。三〜四枚目のライブのテンションの高さから一転、一枚目のディスクはゆったりとリラックスした楽曲が多いです。ジャケット内にはボブ・ディランの「ナッシュビル・スカイライン」のジャケのパロディが(笑)二枚目は十八番の軽快なロックンロールが中心。内容は素晴らしいのですが、商品として残念なのはデジパックのケースが安っぽく、CDがディスク留めからポロポロ外れるところ(私のだけなら、いいんですけど・・・)。ボックスセットなので、いずれは品切れになってしまうかもしれませんので、ご購入はお早めに!